魔法使い達の日常と…【オンライン!】

･非日常 ページ3

場面変わって放課後



今日は先生の手伝いをしたから遅くなっちゃった


部活終了時間よりは少し早いため、人通りは少ない




…こういう時に『化け物』は現れやすいんだよな



嫌な予感がする



こういうのってよく当たるんだよね…
早く帰らなくちゃ！



ガサガサッ


空き地の草むらから物音が



振り返って見ると怪しく光る赤い目がこっちを見ていた



うわぁ…さ、最悪だ


やっぱり現れたか｡『化け物』
しかも蜘蛛型だし…


私、蜘蛛が大の苦手なのに！



人に見られたくないし、路地裏まで誘導しよう


走るの嫌だけど仕方ないや…



………


舞｢はぁっはぁっ…｣



た、倒せた…



今日は少し手間取っちゃった



早く帰らないと



??｢あのーすみません…｣


道の脇から突然黒いパーカーのフードを被った男性が現れた


嘘っ？！
み、見られてた…？


??｢ちょっといいですか？｣


ま、まずい…こっちに来ている


私は後ずさりをし、一気に走り出す



??｢あ、待ってください！｣


男性も私を追いかけようと走り出す



舞｢はぁっはぁっ…｣


ダメだ｡追いつかれそう…


足音がどんどん近づいてくる


男性に腕をグイッと掴まれる

舞｢や、やめてください…！｣



??｢そんなに警戒しないでください。別に危害を加えるつもりはないですよ？｣


舞｢いやいやいや！怪しいですよ！｣


??｢どこが怪しいんですか？！｣


舞｢フードで顔が見えないし！｣


??｢顔はどうでもいいんですよ！｣

舞｢というか誰ですか！あなた！｣


??｢ああ、名乗り忘れてましたね。私の名前は…神沢です｣


神沢…この男性は神沢というのか


舞｢えっ…と神沢さん？なんで私を呼び止めたんですか？それとさっきの…見ましたか？｣


神沢｢ああ、見ましたよ。だから声をかけました｣


神沢はなんともないようなことのように答える


あれ？案外驚いてないな


神沢｢驚きませんよ。だって…

私も魔法使いですから｣


舞｢………えっ？｣


神沢｢私は魔法学校の校長なんですよ｡あなたを魔法学校へ招待しに来ました｣


………………は？

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