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翼「あんた馬鹿?」 ページ19

陽「だって杖なんて使ったことないんだもん!」

確かに杖と素手じゃ全く違うもんね

私も素手ならすぐ出せたのに杖じゃ全然使えないよ…

翼「というか八城さんはどうなの?」

舞「全然…難しくて飛べないよ」

陽「んーとね……集中して、手とお腹にぐーって力入れて!そのあとにぐおおおおってやれば飛べるよ!」

陽子さんが身振り手振りで必死にコツを伝えてくれる

うーん…教えてくれるのは嬉しいけどよく分からないや…

翼「何その変な擬音とジェスチャー…」

陽「舞ちゃんに魔法の使い方を教えるためだよ!どお?ちょっとやってみてよ!」

うう…全然わかんないよー!

と、とにかく力を入れればいいのかな…

翼「ほら、八城さん困惑してるじゃん…。しっかり集中して手とお腹に力を入れればできるはずだよ」

翼くんが詳しく説明してくれた

陽子さんが言いたかったことはこれなのかな?

陽「あー!それそれ!あたしが言いたかったの!」

翼「語彙力死んでる?」

陽「あたし国語苦手だから…」

またもや苦笑い

陽子さん…

翼「ほら、今俺が言ったようにやってみて」

舞「あ、はい」

翼くんに言われた通りにやってみる

目を瞑って…集中!

ほかのことは考えないように必死で念じる

杖を握る手にぎゅっと力を込める


飛べますように…!



…すると


私の足が地面から離れた


舞「わっ!浮いてる浮いてる!」

陽「すごいよ!舞ちゃん飛んでるよ!」

陽子さんは自分のことのように喜んで拍手をしてくれた

舞「えへへ…ありがとう」

なんだか恥ずかしいけど嬉しいな

舞「…って…わっ?!」

そんなことを考えてたら私は空中でバランスを崩してしまった

ヤバっ

と、思ったら翼くんが私を抱きかかえてくれた

翼「全く…入学式の時といい、ほんっとあんた危なっかしいね」

翼くんは呆れたような顔

ううっ…また助けられちゃった…恥ずかしい…

翼「魔法を使ってる最中は気を抜かないでよね」

舞「は、はい…」

翼「ってかいつまでその体勢でいるわけ?重いんだけど?」

そういえば抱き抱えられたままだった…

陽子さんがニヤニヤした顔で見つめてくる

いや違うよ?!

そういうのじゃないよ?

翼「…寺西さんなんでそんな顔で見つめてくるの」

陽「ん〜…なんとなく?」

うう…なんか恥ずかしくなっちゃう…

翼「はぁ…馬鹿なこと言ってないで魔法練習するよ!まだコントロールできてないんだし」

陽・舞「「はーい」」

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はるねこにゃん(プロフ) - たぴにゃん@もうすぐお正月さん» ありがとうございます!ファンタジーパロ見たことがなかったので描きたくなったんです。更新頑張ります (12月23日 15時) (レス) id: 0351f94acf (このIDを非表示/違反報告)
たぴにゃん@もうすぐお正月(プロフ) - 面白かったです!今まで見たことがない感じで…更新がんばってください!! (12月23日 15時) (レス) id: 96ca15d534 (このIDを非表示/違反報告)
はるねこにゃん(プロフ) - 駄作者ことあやさん» ありがとうございます!ファンタジー系ってワクワクしますよね (12月18日 22時) (レス) id: 856ed8ef82 (このIDを非表示/違反報告)
駄作者ことあや - 第一章完結おめでとうございます!舞達の能パロ……ファンタジーって感じ?で面白いです (12月18日 21時) (レス) @page17 id: 906bb2a026 (このIDを非表示/違反報告)
はるねこにゃん(プロフ) - 第一章…完結?これで良かったのか…? (12月18日 21時) (レス) id: 0351f94acf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるねこにゃん | 作者ホームページ:Not.  
作成日時:2023年12月3日 18時

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