舞い降りた伝説 ページ6
「私はかつて先代勇者ローシュと旅をしていたんだけど、ウルノーガに封印されちゃってね…。次世代の勇者の16歳の誕生日の日に封印がとかれるように細工されたんだよ」
「……その話、紛れもないA様じゃな」
みんなは私への目線をがらりと変えた。この人が、伝説の……？とでも言いたげな顔をしている。ふふっ、私って存外結構有名なのかもしれないなぁ！
「そうだよ。それでね、私はとある理由でウルノーガに言いたいことがあるんだよ」
「ふむ。そのとある理由と言いたいこととやらについては…」
「んー、そのことについては内緒なんだぁ…」
「そうか。にしても本で見た通りの綺麗なお方じゃな！」
ロウさんがはっはっは、と笑った。
にしてもこの人は、いきなり現れて"伝説のAだよー！"とか言う私を疑いもしない。
……逆に怖いよー！ローシュ助けてー！！
「ありがとう、とっても嬉しいよ。
でね、勇者さま……私も一緒につれてって！」
「あぁ、うん！かまわないよ！」
「やったぁ！勇者さまっ！」
「せ、千剣の姫って…先代勇者………セニカ様…」
先ほどの話の中では、この小さい子がベロニカだったような気がする。口を金魚のようにぱくぱくして驚くベロニカににこりと微笑みかけ、勇者さまに歩み寄った。
「君はローシュの生まれ変わりなんだよね？
なんだか懐かしい香りがする……」
そう言ってきゅっと抱きつけば、私より背の高い勇者さまが頬を少し赤く染めた。勇者さまの匂いをすんっと奥まで吸い込んで、私は誰にも聞こえないように耳元で囁いた。
「勇者さまもAも、いっしょだね。大切なもの、ウルノーガにいっぱい奪われちゃった」
勇者さまは少し顔を強ばらせたが、気にせず続けた。「そういえばソルティコの町ってどこにあるのー？」…と、何事もなかったかのように。
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リリィ - 続き気になります。続編をどうかお願いします！ (2019年1月11日 20時) (
レス) id: 401a5e74b1 (このIDを非表示/違反報告)
あいにゃん(｡ｰωｰ｡)(プロフ) - パイソンさん» うんっ…！！お婆ちゃんになっても！ずっと待ってる…！！← (2017年8月26日 15時) (レス) id: f3a61665cb (このIDを非表示/違反報告)
パイソン(プロフ) - ンもう、そうやってテンション上げさせるんだから。w待っててくだせえww (2017年8月26日 15時) (レス) id: dee72be6ca (このIDを非表示/違反報告)
あいにゃん(｡ｰωｰ｡)(プロフ) - パイソンさん» やだもうそんなこと言って上手いw期待して待ってるww (2017年8月26日 15時) (レス) id: f3a61665cb (このIDを非表示/違反報告)
パイソン(プロフ) - お世辞などではありませぬ。そんなことないですよ…ドがつくほどの下手っぴですw (2017年8月26日 15時) (レス) id: dee72be6ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいにゃん(｡ｰωｰ｡) | 作成日時：2017年8月21日 18時
