【備考】 ページ8
【備考】
悪魔のなかでも突出した巨躯の持ち主である彼という悪魔は、残念ながら決して「強い」訳ではない。他の悪魔よりも少々天使として過ごしていた時期が長く、その身体が非常に非常に大きく、普通の悪魔よりも頑丈であるだけで、それ以外はごく平凡な悪魔であると言って良いだろう。平均的な悪魔なのだ。ただ異様なほどに大きいだけで、ただそれだけの、凡庸で詰まらない、極めて平凡な悪魔なのである。…とは本人の言葉。実際そこまで強くないのは確かである。
堕天する以前は、それなりに力のある、名のそこそこ知れた天使であった。人間でいうところのきょうだいのような存在の天使がおり、両名とも巨大な肉体を有していた。両名は二体で一対の天使であり、天空の名を持つ彼と、大地の名前を持つその天使とで、当初は力の弱い天使を保護しては養育していたらしい。二人はとても仲が良く、彼は自分の片割れであるその天使と子ども達を心から大切に思っていたそうだ。
…しかしある日、その天使は彼のことを拒むようになる。理由は今となっては不明であるが、彼曰く、「私がいけなかったのです。あのひとの事を、確りと理解していなかった、しようともしていなかった私が。」とのことで、過去については基本的には頓着しない彼であるが、その天使に関しては極力触れて欲しくはない話題であるようだ。ちなみに彼の縁者達はその天使は堕天したのではないかと考えているが、ディアウス本人が話したがらない、或いは誤魔化してしまうため、真相は定かではない。
先述したように、彼には『使い』と呼ばれる従者のような存在がいた。彼が最初にゆうk…否、らt…失礼、保護し養育した天使である。成長した後に使いとなってくれたその天使を彼は手のひらに乗せ、「私の子どもになりますか？」と問い、微笑んだのが全ての始まりであったとのこと。その天使は彼に保護される以前は非常に力が弱く、周囲の天使から「出来損ない」として欠陥品扱いを受けていたが、そんな中、「ならば私が貰い受けましょう。」と言ってその天使を自分の従者にしてしまった。…受難の始まりである。
彼は当時から、力の弱く周囲に疎まれている天使を見つけては「養育したい」と従者に零し、時折半ば誘拐するような形で連れ去っては彼らを自分の体のどこかに住まわせ、清らかな水とたわわに実った美味な果実を与え、一人前の天使になるまで立派に育て上げる…などという奇行を繰り返していた。そのため、周囲の天使からは力ある天使として敬われ、実力のある天使として重宝される…よりも、奇行を繰り返すゆえにいつ堕天しても不思議ではない問題児としてやや疎まれていた。
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のう?募集企画のニート兄さん(プロフ) - ねこうさぎさん» はい！よろしくお願いします！ (2022年7月21日 7時) (
レス) id: 05522a2d96 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - のうさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。関係構築のご相談頂いたこと、光栄に思っております。つきましては私のボードの方で詳しくお話を伺ってもよろしいでしょうか？ (2022年7月20日 22時) (レス) id: a0f8af61ae (このIDを非表示/違反報告)
のう(プロフ) - 失礼します！契約者の瀬戸ナツキで参加しているのうと申します！もしよろしければ、契約関係を結んで頂けないでしょうか？良いお返事待ってます！ (2022年7月17日 13時) (レス) @page7 id: 05522a2d96 (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - CS提出ありがとうございます！終末戦記の中でもかなり強そうな悪魔さんですね…(小学生並みの感想) 他不備等ございませんのでこのまま受理させていただきます！今後も当企画をお楽しみください！ (2022年7月7日 21時) (レス) @page4 id: 656d2fa00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこうさぎ | 作成日時：2022年7月7日 0時
