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アドラ ページ1

【名前】…Adorar(アドラ)

このアドラというのは山脈に住まう巨人族の中でも歴史のある民族が用いている言語の古い言葉で「山に住まう者」及び山そのものを意味する言葉であると同時に、下界では「礼拝」及び「深く愛する者」を意味する言葉でもある。彼の本名はアトラン・ヤペタス・タイタス。しかし、これは下界の共通語を用いた際の彼の名前の読み・呼び方であり、正式には本名というわけではない。

また、巨人族が使用している言語は現在の下界の種族からするとあまりにも古く、意思疎通はほぼ、というより確実に不可能であると断言して良いだろう。長い時を生きた、若しくは、尋常ではない量の知識を持つ一部の妖精などには通じるようだが、それでも彼らが話すことの全てを理解するのは出来ないことが多い。

ちなみに巨人族の言葉で彼の名前を言うと「アトラース・イーアぺトゥス・ティーターン」となるが、これも本名ではない。というより、正確に言うならば”フルネーム”ではないのである。彼の、というより巨人族全体がフルネームが長い傾向にあり、彼曰く「私の正式な名前を全て言おうとしたら数十秒は掛かるからやめておきなさい。」だそうだ。


【性別】…男性


【年齢】…正確な年数は不明。彼曰く巨人族の時間感覚では大体35、6歳かそこいらだそうだが、人間の年齢に換算した場合、恐らく軽く数百オーダーになると思われるそう。しかしこの年齢でも、巨人族の中ではまだまだ若い部類に入るそうだが、それでも、人間などからすればかなりの年数を生きている。外見年齢30代半ばを過ぎたほどだが。


【身長】…人間態でも3メートル近い。耳飾りをひとつも着けていない本来の姿では数百メートル。測ったことが無いため、正確な数字は不明。巨人族の祖先とされている十二体の巨人は何れも山を幾つ重ねても頭まで届かず、涙一滴で国三つが水没したとか。


【枠】…踊り子


【種族】…巨人族


【既知の階層】…第一階層から第七階層まで、その存在を知っている。だがイヴィル教そのものにさほど関心が無いこと、そしてこの大聖堂についても興味が無いこと、などの理由から知ってはいるが、内容、どこに何があるか、どのような人々がいるのか、などのことはほとんど覚えていない。何とか覚えさせようとしても、意識的に情報を削除している節がある為無駄なことだろう。ただし地図を描かせるとそれなりのものが完成するため、内容云々というより、一つの『建築物』として大聖堂を捉えているようだ。

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作者名:ねこうさぎ | 作成日時:2021年2月19日 3時

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