革命の光 4【サボ】 (ページ2)

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危険な出会いページ2

私はこの日ほど自分の愚かな行為を後悔する日は今までもそしてこれからもないと思う。

屋根づたいにラピスラズリ地区へと向かう。

ラピスラズリ地区は所謂繁華街のようなものだ。この島にそういう場所の需要があるのかと疑問に思ったが、裏社会に通じている貴族達が利用したりするらしい。

治安もある程度保証されているため、面白見たさの貴族達や使用人やボディーガード達なども多く訪れる。

人が消えるなどという噂が流れているのだから繁盛していないのではないかと思ったが、明るく賑やかだった。

噂など全く意に介していない。

私だって噂を鵜呑みにしているわけではないし、無論天竜人が関わっているとは思っていない。

ここに来たのはただ人が失踪しているという事実があるのか確認しに来たのと、単純に興味があった。

繁華街の人混みにそっと紛れ込む。

そこかしこで笑い声。様々な音楽が流れ、店員は店に引き込もうと声をかける。

貴族達のために作られた島と言っても、相も変わらずこういう場所があるとは驚きだ。

昼間は優雅にビーチや買い物を楽しんで、夜に舞踏会やパーティーに招待されなければ、ギャンブルなどで金を落とさせる。

なかなか良くできたシステムだ。
さぞや儲かる事だろう。

人混みのなかには柄の悪い連中もいる。

完璧にとは言わないけど雰囲気的に海賊だろう。裏で雇われているのか。
懸賞金はそこまで高そうじゃないけど、めぼしき人物の顔はこっそり盗撮しておく。

メインの通りを歩き終えたが、少しのいざこざは有ったものの大きい騒ぎなどはなかった。

本格的に調べようと思い、脇道にそれていりくんだ道を進んでいく。

海賊達がいるのなら、恐らく健全な貴族達には知られたくない、地図には載せられない場所があるはずだ。

そこを探す。