革命の光 4【サボ】 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:29,904 hit

危険な出会いページ4

後悔が沸いて出てくる。

脳内反省会を瞬きの間で行う。

まず、一つ目
こんな変なところに来たこと。

二つ目
ヒューマンオークションの主催者であり、全ての元凶とも言えるアシュリ・クーパの身内に接触してしまったこと。

三つ目
何でか知らないけど、私が革命軍だと知られてしまっていること。

これらはもうしょうがないことだ。

でも、革命軍が潜入していることは何とかしなければならない。

何とかしよう。

「緊張しなくてもいいよ。
さぁ、お話をしよう。そこに座って。」

姿は子供だけど、喋り方、仕草が明らかに大人びている。子供の姿を無視すれば三十代、四十代、それ以上だと思えるほどに……。

『久しぶりって。
私は貴方と会った記憶が無いんだけど。
それに革命軍ってなんのことかしら？
分からないわ。』

「座って。」

『道に迷ってしまったの。
きっと家族が心配しているわ。
お願い、帰らせて。』

「いい子だから座って。私の言うことさえ聞いてくれたら君の願いを何でも叶えてあげる。」

ユダは自分の目の前の椅子を指差す。

明らかにおかしい状況で私はここまで誘い込まれてる。

何かをしたいならもうすでにしているはず。

私はゆっくり近づき、椅子に腰かけた。

「だいぶ姿をいじったから君が分からなくても仕方がないよ。ただ、昔一度助けてあげた事があるから覚えられてなくて悲しいけど。」

『なぜ貴方と話さなければならないの。』

「君は頭が良い子だから、
この状況を理解できるだろう？
初めて見た時から話してみたいと思ってた。
革命軍に入ったと聞いたときも、君の性格を考えたなら納得できたよ。」

言っていることが意味が分からない。
話しぶりからして革命軍に入る前から私のことを知ってるみたいだけど、そもそも私が加入したのは軽く10年も前のことだぞ。

姿をいじったって事は整形の類いだと思うけど、今の技術で子供に戻ることは可能なんだろうか？

または悪魔の実の能力者か。