革命の光 3【サボ】 (ページ8)

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久しぶりの本部ページ8

火拳と別れてから二、三日私は休暇を満喫してしっかり療養できた。

もちろん裏町にも行き情報を集めた。
今度はヘマは起こさないようにし、念のため仮面は着けていった。

そのかいあってか中々良い情報も手に入り、最後の休みを味わっていると、私の電伝虫が鳴った。

これは少ない人にしか教えていないので緊急事態だと思いすぐに取る。

『もしもし！』

応答はない。

『もしもし？どなたでしょう？』

「A」

ひっと息を飲む。
聞き間違えるはずもない。その声はドラゴンさんのものだった。

『すみませんでした。でも、足と腕の骨がおれているんです。ごめんなさい、許してください。』

「弁解なら戻ってしろ。
早く戻ってこい。」

『はい。』

声が怒っている。

泣き出したくなるのを堪えて、
私は自分が出せる最高速度で本部に戻った。

近くの島から船に乗せてもらい、本部の港に着いた。港には普段より多くの船があった。

本部の中にも見たことの無い人達が沢山いる。

不思議に思うが今はドラゴンさんに謝ることが延命の綱なので急いでドラゴンさんのもとに向かう。

廊下を歩いていると後ろから抱きつかれた。
振り向くとコアラだった。

「A！体は大丈夫？」

『久しぶり！コアラ！心配かけてごめんね。本調子じゃないけど大丈夫よ。』

コアラは良かったとニコニコ笑う

でも、身長と体格的にコアラの胸が腰に当たる。

『発育の暴力……』

「どうしたの？」

自分のと比べるとあまりにも不公平で
口に出さずにいられなかった。