革命の光 3【サボ】 (ページ26)

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波乱の組み合わせページ26

『夜遅くまでお疲れ様です。』

現在時刻は22時半。色々ありすぎてもう寝たいけどまだ寝させてはもらえないらしい。

「ドラゴンさん。北軍と本部だけで成功出来るでしょうか？圧倒的に数が足りないと思いますが？」

サボが真剣な顔をしてドラゴンさんに聞く。
前も想ったけどどうしてこう真剣な時はこんなにかっこいいんだろう。

ため息が出る。
こんなことを考えている時ではないのに。

邪念を頭を振って追い払う。

「足りないだろうな。
既に各軍隊長に応援を頼んでいる。」

「それでも情報が少なければどうにもならんな。そこでだ……。」

『分かってるよ。カンジ。誰かを送るんでしょ。でもさ中々相応しい人なんていないよ？』

私はカンジという古参の幹部の言葉を遮って話す。ただでさえ革命軍の中には貴族や王族に苦手意識を持っている人が多いのに。

「話を最後まで聞け。まぁ、不安なとこもあるんだがな、話し合ってお前達四人に行ってもらうことになった。」

カンジは頭をガシガシ掻きながらそう宣った。

『は？』

「もちろん、四人だけで行けとは言わない。
上手く連携が出きる奴を何人かを一緒に連れていけばいい。」

ドラゴンさんが付け加える。

「俺もですか？」

「あぁ。気心知れているようだからな。」

カラスさんが私を見ながら言ってくる。

逆に話がぐちゃぐちゃしてくると思います、と言いたかったけど、ドラゴンさんの手前言えるはずもなく苦い笑顔で頷く。

「潜入方法はどうなる？今回の場合裏ルートから入るわけにもいかないだろ？」

「サボ、いい質問だな。クーパの招待状を入手できた。貴族に変装して潜入してもらう。」

どうやって招待状を手に入れたんだろうという疑問が残るものの、島には上手く潜入出来そうなので胸を撫で下ろす。

聞いた張本人のサボは眉間を潜めていた。