革命の光 3【サボ】 (ページ22)

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幹部会議2 ページ22

Sabo side

会議室の扉の前で立ち止まる。

今日は何だかおかしい。
自分の行動に驚いてしまう。

何であの時Aにあんな事をしてしまったんだろうか。

強引に引き寄せて、顔を近づけて、
挙げ句の果てにレイとの事まで質問して……

思い出すだけで自己嫌悪に陥る。

Aがレイと何をしてようが、今Aが誰をどう思っていようが俺には関係ないじゃないか。

あの時Aがぶん殴ってくれたらまだマシだった。抵抗もせずされるがままで、危ない奴だったらどうするんだ？

「サボくん？何で入らないの？」

コアラが後ろからやってきて俺のとなりに立つ。

「Aと一緒に来なかったの？サボくんAの部屋に残ったからてっきり一緒かと思ったんだけど。」

Aと聞くだけで冷や汗が出る。
そういえば気付いたらこいつらはいなかった。いたらあんなことしなかったのに。いや、何も考えずにしていたから、逆にいなくて良かったか……。

コアラが俺の返答を聞く前に会議室の扉を開ける。まだ心の準備は出来ていなかったが腹をくくって中に入る。

「わー。結構な人が集まったね。」

「そうだな。」

会議室の中は色々な人が集まって軽く祭り状態だ。騒がしすぎて疲れている俺には鬱陶しい。

「まだ時間があるから誰かに挨拶しとく？」

「そんな気分じゃない。
話ならこれからいつでも出来るだろう。」

「分かった。私はちょっと行ってくるね。」

コアラを見送ってから早く席に座ろうと歩き出すとAとレイが話しているのが見えた。