昼休みとお昼ご飯 ページ4
教室まで走って中に入ると、窓際の私の席の周辺の机をくっつけて、友達でなければ少し遠慮してしまうような雰囲気を纏う女の子達が既に座って待っていた。
一人の髪がオレンジ色の女の子が私を発見して少し怒ったような声を出す。
「まったく遅いじゃない、A。
お腹ペコペコなんだけど！」
『ごめんね、ナミ。この前先に食べてて良いって言わなかったっけ。』
「そういうこと言うんだ？
せっかく待ってたのに。」
『待っててくれてありがとう。嬉しいよ。』
お礼の言葉を口にするとナミは正直でよろしいと満足気に頷いた。
「さぁ、Aも来たことだし、早く食べちゃお。私もお腹空いちゃった。」
「そうね。」
茶色髪の少女コアラ、黒髪で良い意味でとても高校二年生には見えない、ロビンが弁当を開ける。
いつもはここにいる三人にプラスして生徒会会計のビビちゃんも一緒に食べてる。
１ヶ月も立ってないのにここが彼女達の特等席になってしまった。
かなり注目の的なのだ。
廊下を通る人が一度は彼女達を見る。
それは綺麗な容姿をしているからという理由だけでなく、人を惹き付ける魅力を持っている人だからだろう。
その中にいると日々新しい事の発見で楽しい。
「Aは物理基礎取ってるから大変だね。講義室ここからかなり距離あるもん。」
「そうね。文系なのに珍しいわ。」
『ロビンさん。私だってこうなるんだって分かってたら取ってなかったよ。なのに、コアラ！何で去年同じクラスだったのに教えてくれなかったの？』
「いやー、全部知った上で選んでるものかと。Aがアホでドジなことをすっかり抜けてた。ごめんね。」
『ひどい！ちょっとドジだけどアホって。
アホってなによ！』
私は思いっきり叫んだ。
教室で許される限りに。
アホは酷すぎる。ちょっとドジなことは認めよう。可愛く言えばおっちょこちょいなのだ。
「ちょっとをつけるな。
Aはウルトラドジよ。」
『ナミ！？ひどい！』
本日２回目の叫び。
今度は外にも聞こえたかもしれない。
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(名前)はるか(プロフ) - 最近読みました！設定が面白いと思って読んでいます!!ワンピースの学パロっていうのがもう、最高です！！良かったら、続きも書いて頂きたいです！ずっと楽しみに待ってます！他の作品もこれから見ようと思います！応援してます。 (2021年8月31日 19時) (
レス) id: 8a3e89d9ed (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 革命の光も今のところ全て読みました！ねこなんさんのお話読んでたら止まらなくなります！！これからも頑張ってください応援してます！！！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
ねこなん(プロフ) - 長州藩士さん» こちらの作品まで読んで頂けて感謝感激です。応援のお言葉を支えに頑張れます！ありがとうございます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: 5d3f715724 (このIDを非表示/違反報告)
ねこなん(プロフ) - 影夜 樹さん» 私的な趣味で申し訳ないです笑。でも、興味を持っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: 5d3f715724 (このIDを非表示/違反報告)
長州藩士(プロフ) - ねこなんさんの作品好きすぎます！！！もえしにます！！！毎回楽しみにしてます！！！ (2020年6月2日 11時) (レス) id: eb0416e90c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこなん | 作成日時：2020年5月14日 15時
