幼馴染は元A組4 (ページ8)

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限界の時間by堀部糸成ページ8

A「イトナ君…！」

シーツで中の様子は見えないが、大きな音がして激しい闘いという事が分かる

シロ『当てるよりまずは囲うが易し。君達の戦法を使わせてもらったよ』

寺坂『くっそ……俺等の標的だぞ』

不破『いっつもいやらしい所から手回して…！』

皆は悔しそうに顔を歪める

A「貴方は卑怯者です…！それと……えーっと…とにかく卑怯です!!」

『『卑怯ってもう一回言った……;』』

Aがあまりにまぬけな言葉をシロに言い、緊張感が無くなる

シロ『それが大人さ。イトナの触手には対先生物質のグローブを装着させた。そして常に上から攻撃して標的を逃がさない』

シロは怪しく笑ってそう言うが、シートの中から余裕そうなタコの声が聞こえる

殺『君の攻撃パターンは単純です。3回目ともなればすぐに順応して見切る事ができるのです』

イトナ『馬鹿な…！』

殺『先生も学習するんです。全身ではなく触手の一部を圧縮して…エネルギーを取り出す方法』

その瞬間、当たりは光に包まれて突風が吹いて皆は吹き飛ぶ

殺『この手の奇襲はもう私には通じません。彼をE組に預けておとなしく去りなさい』

茅野『私の胸は正しくはび…Bだから!!』

シロは黙り、タコを睨む。そして倒れていたイトナが頭を抱え、荒い息になる

イトナ『い…痛い。頭が痛い…脳みそが裂ける……!!』

シロ『触手が蝕み始めたか。どこかで見切りをつけないとね。さよならだイトナ』

シロは見捨てる言葉を言い、タコは『貴方、それでも保護者ですか!!』とシロを止める

シロ『……それよりいいのかい？大事な生徒を放っといて』

シロはそう言い、どこかに行ってしまった。そしてイトナは息を更に荒くさせてどこかに行った