幼馴染は元A組4 (ページ44)

今日:33 hit、昨日:7 hit、合計:9,422 hit

縁の時間by浅野学秀&夢主ページ44

『『なんだこりゃ!?』』

朝、教室に向かうと昨日とは全然違う大行列が出来ていた

不破『大変!!ネットで口コミが爆発的に広がっててさ』

どうやら、南の島で女装した渚をナンパした法太ユウジが昨日来たようで彼は信頼性が高いグルメブロガー。

片岡『ほら、あんた等も準備して!!』

そこからはもう皆必死。採って作って出してまた売っての繰り返し。殺し屋や…皆の友達などが来て予想以上に売れて行く

奥田『どんぐり麺もうすぐ無くなります!!』

A「もう!?予想以上に売れたから……」

木村『山奥に行けばまだ生えてるぜ』

皆がそう話しているとタコは『打ち止めにしましょう』と言う

殺『これ以上採れば生態系を崩しかねない』

A「そっか…食物連鎖が崩れるもんね」

殺『植物も鳥も魚も動物も哺乳類もあらゆる生物が「縁」となって恵みになる。実感してくれたでしょうか。君達が多くの縁に恵まれて来た事』

タコがそう言うと一人の人物が店にやって来た。その人物を見てAは真っ先にその人物に接客する

A「いらっしゃいませ！最後のどんぐりつけ麺、頼みますよね？浅野君」

浅野『あぁ、Aに誘われて態々ここまで来たんだ。不味ければ承知しないぞ』

『『!!?』』

皆は浅野に驚き、業は『あ～…これが最高のお客様ね』と言う

A「はい、自慢のどんぐりつけ麺です！」

Aはつけ麺を差し出し浅野は一口をゆっくり噛みしめると『……美味しいな』と小さな声で言う

A「皆、頑張ってこの味を出したの。弱点を武器にする……控えめに言って…最高のクラスだよ」

浅野『……よく分かった。美味しかったよ、その最高のクラスが作ったつけ麺』

浅野はいつもと変わらずの表情で言って本校舎に戻って行った

__

A「私の働きどうだった？」

業『あの浅野をとっ捕まえるって凄いじゃん。ていうか珍しい浅野の一面見れたww』

A「んー…浅野君の根はそんなに悪い感じはしないから……だから『美味しい』って言ってくれたと思うな」