幼馴染は元A組4 (ページ43)

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学園祭の時間byE組ページ43

迎えた学園祭。Aは何故か顔を赤らめ、そろそろと少しずつ教室から出る

業『Aちゃーん、似合ってるよ。猫耳付けない？絶対更に可愛いよ』

A「そ…それは……」

Aはメイド服を着ており、業はAに猫耳を付けさせようとする

Aは看板役でメイド服は業と前原が提案。これならある程度の客は集められるだろう

A「が…頑張って客を集めてきます……」

ニヤニヤ笑う業と皆に見送られ、Aは素早く山を下りて本校舎に向かった

__本校舎

A「…旧校舎がある裏山の山の食材をふんだんに使ったメニュー！もっちり食感のとろろや大人の味の松茸を使ったメニューもありますよ!!」

Aはメニュー表を見せて笑顔で宣伝をし、ちらほらと人が集まってくる

A「更に、どんぐりを使った看板メニューのどんぐりつけ麺!!これは……あっ…」

浅野『……Aか』

宣伝をしていると、Aは浅野を見つけ申し訳なさそうな顔をする

A「浅野君、えっと…この前はごめんなさい。うざいとかクズとか言っちゃって……それで…あの……」

浅野『別に気にしてない。……僕も悪かったからな』

浅野は小さな声で言ってAはポカンとしていたが少し笑う

A「あのね、本当にE組は温かいクラスなの。初めて楽しいって思った……弱くても欠点を武器にしてる。E組のどんぐりつけ麺よかったら食べに来て!!」

浅野『あまり行く気はしないがAがそこまで言うなら……時間があったら行こう』

浅野はメニュー表を受け取り、合流した五英傑達と体育館に向かって行った

___

A「皆、ただいま！」

業『おかえり～。宣伝はどうだった？』

A「……時間があったら来るって言う最高のお客様が居たよ！」

業『最高のお客様って誰？』

Aは笑って人差し指を口に当てて「それは…内緒だよ」と言った