幼馴染は元A組4 (ページ27)

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プレゼントの時間by烏間ページ27

烏間『誕生日の花束？君等が渡した方が喜ぶだろう』

烏間はそう言い全く気付いていないのだと皆はよく分かる

A「(ど…どうする？)」

杉野『(えーい何でもいいから渡さしとけ。そっから先はなるようにやれよ)』

二人は焦りながら心の中で話し、業が烏間に説明する

業『同僚の人心掌握も仕事じゃないの？俺等が用意したのは内緒ね』

烏間『……一理あるな。気遣い感謝する』

烏間は花束を受け取り、E組の皆は外で様子を見る。丁度よくイリーナが職員室に戻って皆は興奮を抑えきれない

烏間『…丁度いいイリーナ。誕生日おめでとう』

イ『……うそ、あんたが…？』

イリーナは目を見開き顔を少し赤くさせて喜ぶ

イ『あんたの癖に上出来よ。何か企んでんじゃないでしょうね』

烏『祝いたいのは本心だ。最初で最後の誕生日だしな』

烏間の言葉に顔を赤くさせてたイリーナの顔は元に戻り『何よ…最初で最後って』と言う

烏『当然だ。任務を終えるか地球が終わるか二つに一つ。あと半年もせず終わるんだ』

烏間の冷たい言葉にイリーナは涙目になって震え、職員室の窓を開けて二人を見守っていた皆を見る

皆が焦っているとイリーナは銃を取り出し、木を撃ち皆は肩を震わす

イ『……楽しんでくれた？プロの殺し屋がガキ共のシナリオに踊らされて舞い上がってる姿』

イリーナは一瞬で暗殺者の顔に戻り、花束を投げて『目が覚めたわ。プレゼントありがと』と言って教室を出た

A「イリーナ先生！」

殺『そっとしておきましょう。明日になれば話も出来るでしょう』

前原『烏間先生！冷たくないすかあの一言!!』

前原が大きな声でそう言うと『そこまで俺が鈍く見えるか』と烏間は静かな声で言う

烏間『色恋で鈍るような刃なら…ここで仕事する資格は無い』

烏間は冷酷に言い、皆は黙る事しか出来なかった