幼馴染は元A組4 (ページ26)

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プレゼントの時間by烏間ページ26

ビッチ&烏間くっつけ計画、まずは二人を別の場所に引き離す

片岡がイリーナを外へ連れ出し、その隙に買い出し班はプレゼントを買いに行く

A「総額五千円…この額で買えて大人に相応しいプレゼント……」

皆が頭を抱えていると若い男性が『君達…！大丈夫だったのかい？ほら、おじいさんの足の怪我の……』と話し掛けてくる

どうやら、松方にぶつかった時救急車を呼んでくれた花屋さんのようだ

渚『なんとか…お詫びしてタダ働きで許してもらいました』

『そっか。それと今、プレゼントが欲しいって言ってたね』

A「あ…はい……」

男性は一輪の薔薇を差し出して『こんなのどう？』と言う

茅野『なるほど…花束かぁ』

『プレゼント選び放題の現代なのに未だに花が通用するのは何故だと思う？』

男性は慣れた手付きで薔薇のブーケを作って温かい笑顔で言う

『心じゃないんだ。色や形が香りがそして儚さが人間の本能にぴったりとはまるからさ』

奥田『説得力ありますね…！』

業『だね～。電卓持ってなきゃ名演説だけど』

業の言葉に男性はギクリとして『一応商売なんで……どーする？安くしとくよ』と言う

皆は顔を合わせて頷き、綺麗な花束を買った

A「綺麗だね～。いつの時代でも花束がプレゼントに使われる理由がよく分かったよ」

杉野『うーん…男にゃ花の価値はよく分からん』

杉野がそう言うとAは杉野に花束を近くに持って見せる

A「でも…色とか綺麗だよ。それに花言葉も魅力があるから私は好きだなぁ」

杉野『……そう言われると綺麗だな…それとAもきれ……』

杉野がそう言い掛けると業はAを引き寄せて業は舌をべっと出す

A「業君……？」

業『何でもなーい』

渚『杉野……』

杉野『いいところで邪魔された……』