幼馴染は元A組4 (ページ23)

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間違いの時間by潮田渚ページ23

焦りの10月。中間テストに集中出来るが殺せないまま勉強の時間が過ぎていく。殺せんせーの暗殺期限まで……あと５ヶ月

A「私達…殺せんせーを殺せるのかな」

放課後、Aがそう言うと皆は足をピタリと止めて重い空気になる

そんな空気で岡島は『俺に任せろ。グッドアイデア見つけたからよ』と自信満々に言う

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皆は岡島に誘導されて建物の屋根の高さ程まで裏山を登る

岡島『フリーランニングで屋根を伝うと駅前まで到達できる。通学するだけで訓練になるぜ』

A「この高さ、落ちたりしたら……それに、人にぶつかったりしたらどうするの……？」

Aは不安そうにするが岡島は『平気だって！難しい場所は一つも無かった。今の俺等なら楽勝だって』と明るく言う

皆は一瞬悩んだが、杉野が『いいかもな…』と言ってそれに皆は同調し、屋根を伝っていった

A「あっ、皆…！」

Aは止めようとしたが、それは遅かった

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A「二週間テスト勉強禁止にタダ働き…子供のお手本にもならないよ今の私達……」

『『おっしゃる通りですA様……』』

フリーランニングを使ったメンバーが正座をして顔を俯けてそう言う

岡島達は小道に居た学童保育の園長にぶつかってしまい、全治二週間の怪我を負わせて、罰として二週間テスト勉強は禁止、そして学童保育のタダ働きをする事になった

A「……これを予想出来なかった私も悪いから…皆で頑張って二週間労働だね」

Aがそう言うと一人の児童が『何やってくれるの？』と言う

さくら『大挙して押しかけて…減った酸素分の仕事位はできるでしょーねぇ？』

『『(中々とんがった子もいらっしゃる!!)』』

最年長のさくらは、ほうきを取り『働く根性あんのか…試してやろうじゃないの!!』とE組の皆に向かうが床が痛んでおり、穴にはまる

A「建物の老朽化が酷い…これだといつ崩れてもおかしくないよ……」

どうやら園長は格安で子供を預かり、職員すら雇えず本人が一番働いているそうだ

前原『二週間で28人か…なんか色々出来んじゃね？』

磯貝『よし、皆。手分けしてあの人の代役を務めよう。まずは作戦会議だ！』

E組の皆はどれだけ重要な戦力を潰したか分かり、やる気になった