幼馴染は元A組4 (ページ3)

今日:46 hit、昨日:7 hit、合計:9,435 hit

茅野の時間by茅野カエデページ3

__

茅野『プリンっていくらでも食べれるよね殺せんせー！』

殺『えぇ…いつかでっかいプリンに飛び込んでみたいですねぇ。お金無いから出来ませんが』

__

茅野『えぇ叶えましょうそのロマン！ぶっちゃけ私もそれやりたいけど!!』

茅野は目を輝かせながらガッツポーズをしてそう言う

茅野『Aちゃんの計算もバッチリ！プリンの底に爆薬を密閉して食べ進んだら…竹林君の発破でドカン!!』

磯貝『…やってみる価値あるかもな』

岡島『殺せんせー、エ□とスイーツには我を失うおこあるもんな』

『『よっしゃ！先生の居ないこの３連休で勝負に出るか!!』』

皆は意気込み、巨大プリン作りに取り掛かる

A「私は細かい計算をしたけど、茅野ちゃんの方が凄いな……だって、プリンの特徴を完璧に使ってるからさ…」

Aはそう言いながら大量の卵を一人で混ぜる

『『(いや、こんな細かい計算出来る方も凄いけど!?)』』

皆はAが色々と計算した表を見て目を飛び出させる

茅野『大量の卵はマヨネーズ工場の機械で混ぜてもらったよ。それに砂糖と牛乳、バニラオイルが基本の材料』

倉橋『でもさ、カエデちゃん。前にテレビで巨大プリン失敗してたよ？自分の重みで潰れちゃって…』

倉橋の言葉に茅野は説明する

茅野『その対策として、凝固剤には寒天も混ぜてる。しかも融点が高いから野外でも崩れにくくしてるの！』

茅野の説明に皆は思わず感嘆の声を上げる

オブラートで包んだ味変わりを投げ入れたりしてその日の作業は終わった

__

茅野『パイプを抜き、型枠を浮かせて外し…プリン肌を滑らかに整え、カラメルを炙れば……』

『『できたぁーー!!』』

ぷるぷるで校舎ほどの大きさの巨大プリンができ、茅野は満足そうにする

A「わぁ～…あの下に爆弾ある事忘れちゃうね！」

殺『……こ…これ全部先生が食べていいんですか!?』

タコは震えながら聞く

A「廃棄卵救いたかっただけだから！全部食べてね？」

殺『勿論！あぁ、夢が叶ったー!!』

タコはスコップを用意し、巨大プリンに飛び込んだ

磯貝『ほら、茅野。起爆を見守るぞ』

茅野『う…うん……』

茅野はプリンを惜しそうに見ながら教室に戻った