幼馴染は元A組4 (ページ20)

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戦術の時間by磯貝悠馬ページ20

棒倒しは相手側の支える棒を先に倒した方が勝ちで掴むのはいいが殴る蹴るは原則禁止、武器の使用も勿論禁止だ

例外として棒を支える者が足を使って追い払うのや、腕や肩でのタックルはOK

A「ねぇ、あれ…A組だけ体格が違う外国人が居るけど……？」

A組は何としてでも勝つという意志で外人部隊を用意しており、E組は不利の状態だ

E組の方を見ると、攻めをする人は一人も居なく、完全防御形態になっていた

荒木『ガチガチの全員守備!戦力差に今更ビビったか!?』

A組は悠々と少人数で攻撃に入り、見慣れた棒倒しとは違う闘いに見える

A組がE組の棒に向かい、吉田と村松が走り出して磯貝が制止しようとするが二人は耳を傾けない

荒木『まず二人ー!!』

二人は外人のタックルを喰らって客席まで、簡単に吹っ飛ばされて皆に悪寒が背中を走る

『《亀みたいに守ってないで攻めたらどうだ？》』

外人がE組を鼻から笑って煽り、業は英語で喋りながらお得意の挑発をする

業『《今の二人は最弱って感じ。ごたくはいいから攻めてくれば？》』

業の挑発にA組が攻める時、磯貝は『今だ皆！”触手”!!』と皆に指示をして上から外人を押さえ込む

更にイトナが自軍の棒を半分倒して棒の重みでがっちりと固める

浅野『遊撃部隊。指令Kだ』

次にA組は両サイドから攻め、真ん中に隙がある。それに乗ってE組は6人で中央突破する

これを見たA組はE組を追い、『攻撃はフェイクかよ!?』と驚く

A「詰め将棋みたいにどんどん不利になっていく…皆が怪我するよ……！」

殺『大丈夫ですよ。社会科の勉強がてら助言しましたから』

タコは余裕そうに言ってA組とE組の闘いの観戦を再開した