幼馴染は元A組4 (ページ19)

今日:39 hit、昨日:7 hit、合計:9,428 hit

体育祭の時間by浅野学秀ページ19

荒木『100mはA・B・C・D組がリードを許す展開！負けるな我が校のエリート!!』

アナウンサーの荒木は決してE組と呼ばず、相変わらずのアウェイ感だ

皆が楽しそうに観戦している中、特にテンションが上がっているのが…写真を連写してるタコだ

殺『ふぉぉカッコいい木村君!!もっと笑いながら！そう、ジャスティス!!』

あまりのテンションの高さに皆はタコに軽くひく。観客席が近くて目立っているであろう

前原『おっ、次はAの番だな』

それに、皆は一斉にAを見る。皆は期待の目を向けて若干、Aは苦笑いだ

荒木『よーい…スタート!!』

空砲の音が鳴ると同時に、Aは一瞬で走り出してD組…C組……と他の組を追い抜かして1位になる

タコ『かっこいいですよAさん！ほら、カメラに向かって笑って!!』

前原『いいぞ、Aー!!そのまま全員追い抜かして1位だ!美人天使なら大丈夫!!』

磯貝『Aー!!頑張れ!!走ってる姿がかっこいいぞー!!』

業『ガリ勉共追い抜かして1位だよ。頑張れ、俺の可愛いA～』

タコと前原に磯貝、業のこの四人は特にAへの応援が熱く、皆も負けじと応援して軽くカオスだ

Aはゴールテープを切り、1位となる。Aが観客席に戻ると真っ赤な顔にして少し怒る

A「あ…あの応援はやめてくれないかな……？恥ずかしいし……」

『『無理です』』

A「えぇ……」

__

その後は原がパンを一瞬で飲み込んだり、茅野が網抜けを速く抜けたりなど活躍した

もうすぐで棒倒しになり男子の顔に、特に磯貝に緊張の色が隠せなくなる

A「悠馬…そんなに気負わなくて大丈夫だよ。悠馬には仲間を率いる力があるから……皆と一緒に戦える」

殺『その通りです。先生はね…浅野君よりも君の担任になれた事が嬉しいですよ』

二人は磯貝に励ましの声を掛け、タコは磯貝のハチマキを結ぶ

磯貝『よっし皆!!いつも通り殺る気で行くぞ!!』