耳が不自由な暗殺者は愛されてる!? (ページ6)

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嫌いby夢主ページ6

渚『えっと…雨宮さんもこっち？』

帰り道、潮田さんにそう話し掛けられる

A《そうです》

渚『じゃあ、一緒に帰らない？』

潮田さんはそう微笑む。笑顔が可愛い……女の子…？というか一緒に帰るのは…ちょっと……怖い…

A「……」

返事は迷って黙っていると潮田さんは『ごめん、嫌だった…？』と不安そうに聞いてくる

嫌な訳では無いんだけど……

A《違います。けど…》

そこまで文字を打ち込んだ瞬間、前の学校の時の記憶が頭に急に流れる

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『なぁ、こいつ何も言い返さないから使えるんじゃね？』

『確かにwこいつ本当に便利だよなww』

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そこからは思い出したくなくて記憶が途絶えた

A「っ…」

嫌だ。怖い……助けて……そんな感情がぐるぐると渦巻いて目の前が真っ暗になる

『…さん……雨宮さん！』

A「！」

渚『大丈夫？震えてるし……』

潮田さんが私に手を伸ばす。それが怖くて私は走って逃げた

渚『あっ、雨宮さん……！』

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A《ただいま》

『おかえり～。学校、どうだった？』

お母さんは台所から顔を出して笑顔でそう聞く

A《楽しかったよ!クラスにねイケメンな人がいて…》

『よかったわ～…新しい学校…やっていけそう？』

A《うん》

そう言うとお母さんは安心したような顔をしてウキウキ状態で料理を作る

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この男性恐怖症と…耳は……治らないのかな…？私だって…普通に話したいのに……