幼馴染は元A組3 (ページ48)

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集会の時間by竹林孝太郎ページ48

竹林が壇上に上がり、皆はザワザワと騒ぐ

竹林『E組は……弱い人達の集まりです。でも僕はそんなE組が…メイド喫茶の次位に居心地良いです』

竹林の言葉に皆はポカンとする。竹林は理事長室からくすねた私立学校の経営者を表彰する盾を見せる

竹林はナイフを取り出し、盾を壊す

竹林『過去、これと同じ事をした人がいたとか。合理的に考えれば…E組行きですね。僕も』

竹林は笑いながらそう言い、皆は唖然とする。浅野は竹林を引き留める

浅野『救えないな、君は…強者になる折角のチャンスを与えたのに』

竹林『強者？怖がってるだけの人に見えたけどね。君も、皆も』

竹林はそう言い去り、浅野は歯を食いしばった

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A「浅野君！結局……私が来ても彼はE組に戻さないつもりだったの……？」

浅野『そうだ…でもどうせ君は戻れないだろ？クラスの皆に酷い事を言ったんだからな』

A「っ…！それ…は……」

Aは下を向いて拳を握り締めて顔を歪める

A「…私は……」

Aは浅野に反論しようとしてツカツカと浅野に歩み寄る

A「私はっ…！E組に戻りたい!!」

Aの言葉に浅野は『何だと…？』と睨みをきかせる

A「皆は…E組の名のレッテルを貼られても勉強してる！担任も……私達の事を考えてくれてる!!」

Aは今までに出した事無いほどの大きな声でそう反論し、浅野は目を見開く

A「A組みたいなクラスより…E組は頼もしい仲間がいて…優しい担任がいる……温かいクラスがいい…!!」

Aはそう言って浅野を真っ直ぐな目で見つめる

浅野『…待て。今更戻れる訳が……』

浅野がそう言うと茂みからE組の皆が現れた