幼馴染は元A組3 (ページ47)

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A組の時間by浅野学秀&夢主ページ47

A「…皆……聞いてくれる？」

Aの言葉でガヤガヤと騒いでいた教室は、一瞬で静かになる

A「私、A組に戻るから……今までありがとうございました」

Aはペコリと頭を下げて、皆は言葉が出ない

赤羽『は…？A、嘘だよね？』

業はAの腕を掴んで冷や汗を流し、少し焦りながら聞く

A「冗談じゃないの。ごめんね？」

Aは少し笑いながらそう言い、業の手を振り払う

A「…元からE組なんて嫌いだった。暗殺も…勉強も……出来る訳ないのに!!」

Aは大きな声でそう言い、クスクスと笑う

A「無駄なのに、必死に努力してる皆が可笑しかったよ。バイバイ…エンドのE組の皆」

Aは自分の腕に爪を立ててそう言い、教室から出て行った

A「ごめんなさい…ごめんなさい……！」

Aはボロボロと涙を流しながら本校舎に向かっていった

涙を流せば流すほど自分がボロボロと壊れていく感じがした

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あまりの出来事に何も言えず、皆がただ立っていると磯貝が口を開く

磯貝『……A、自分の腕に爪を立ててた。あれ、嘘だ』

前原『あいつ…いっつも嘘をつく時、腕に爪立てて自分を傷付けてんだよ。だから…俺達はAを信じる』

磯貝と前原はそう言い、業が口を開く

業『俺も信じるよ。A、いつも自分を犠牲にするから…俺はAを信じたいし、助けたい』

三人の言葉に下を向いていた皆は顔を前に向ける

茅野『だよね…!Aちゃんがあんな事する子じゃないって知ってるから!!』

渚『僕も…！Aちゃんは皆に優しく接してくれてたし…したくてあんな事はしないと思う』

次々に皆はそんな言葉を言い、本校舎に向かった