幼馴染は元A組3 (ページ44)

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呪いの時間by竹林孝太郎&夢主ページ44

前原『おい竹林！』

前原は竹林を呼び、磯貝は『何で一言の相談も無いんだ？』と言う

業『賞金百億。殺り様によっちゃ上乗せするらしいよ。分け前いらないんだ？無欲だね～』

業がそう言うと竹林は少し黙り、『せいぜい十億』と言い皆はポカンとする

竹林『僕の家はね、代々病院を経営している。10億って金はうちの家族には働いて稼げる額なんだ』

『『出来て当たり前の家』なんだ。出来ない僕は家族として扱われない。昨日初めて成績の報告が出来たよ』

A「……」

竹林『『頑張ったじゃないか。首の皮一枚繋がったな』その言葉を貰う為に…どれだけの思いで勉強したか!!』

その言葉にAと神崎は俯く

竹林『僕にとっては地球の終わりよりも百億よりも…家族に認められる方が大事なんだ』

渚『待ってよ竹ば……』

竹林が帰ろうとして渚は止めようとするが、神崎とAは渚の手を掴む

渚『…神崎さん、Aちゃん』

神崎『やめてあげて。親の鎖って…凄く痛い場所に巻き付いて離れないの。だから…無理に引っ張るのはやめてあげて……』

A「…親に認められないって……凄く苦しいし…辛いから……気持ちは分かるの…だから……」

Aの手は震えており、簡単に離せそうだが離すと今にも折れそうだ

E組には……何人かに『呪い』がかけられている。竹林がその呪いに殺されていくように感じた

呪いの解き方を…学校の授業では教えてくれない