幼馴染は元A組3 (ページ39)

今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:11,348 hit

遅れた七夕の時間by赤羽業&夢主ページ39

A「七月七日……あ！七夕だ!!」

Aがカレンダーを見て思い出し、クローゼットにある笹を取り出す

A「……お願い事何にしようかな」

笹を取り出したのはいい物の、肝心の願い事を考えておらずAは首を傾げる

A「業君と考えようかな…」

Aはスマホを取り出し、業にメッセージを送った

__

ピンポーン

インターホンが鳴り、Aは「はーい！」と元気に言いながらドアを開ける

A「業君！急に呼んでごめんね!!」

業『全然大丈夫。ラインで『お願い事考えよう』ってあったけど…七夕だから？』

A「そう！七夕ってお願い事迷うよね～」

Aはスキップをしてリビングに向かい、業は少し笑ってAに着いていく

A「お願い事どうしようかな～…業君は何がいいと思う？」

業『いちご煮オレ100年分欲しいかな』

業らしいお願いにAは笑い、業も釣られて笑う

A「もうちょっとで折り返しの9月だね…早いな……」

業『……Aちゃんはあのタコ、殺せると思う？』

業の質問にAは考える。少し考えた後、ゆっくり口を開いて答える

A「私は…殺せると思う。でも……殺したいけど殺したくないって気持ちもある」

業『そっか…俺も殺せると思う。俺は自分の手で殺したい』

A「…お願い事……思い付いた！」

Aはペンを取り、スラスラとお願い事を書く

A「これはどう？」

短冊には『殺せんせーを殺して、皆が幸せにいられますように』と書かれていた

業『…やっぱり人を想うのはAちゃんらしいね』

業はそう言って短冊を見せる。短冊には『タコを殺して賞金百億』と書かれていた

A「あれ？煮オレは？」

業『煮オレは百億で買う』

二人はそう話ながら七夕に短冊を飾り付けて二人の時間を楽しんだ

__

A「『タコを殺して賞金百億』……ん？」

Aは業の短冊をもう一度見てると裏に何かが書かれており、それを見る

見ると『Aちゃんとずっと幸せでいれますように』と小さい文字で書かれていた

A「……！…私達、同じ考えだ…//」

Aの短冊の裏には小さな文字で『業君とずっと幸せでいれますように』と書かれていた