幼馴染は元A組3 (ページ32)

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チャンスの時間by千葉龍之介&速水凛香ページ32

ステージの照明が付き逆光で見えにくくなる

『今日も元気だ。銃が美味ぇ!!』

相手はそう言い速水が居る方の座席の間の隙間を撃つ

速水『(うそでしょ…？こんな狭い隙間を通して!?)』

『俺は軍人上がりだ。1対多戦闘は何度もやってる。さぁて…お前らが奪った銃はあと一丁ある筈だ』

殺『速水さんは待機！千葉君はまだ位置を知られていない！先生が指示をするので…ここぞと言う時まで待つんです!!』

『どこから喋って…』

相手がタコを見て『何かぶりつきで見てやがんだ!!』と驚き、銃を連射する

殺『木村君、五列左へダッシュ！』

その瞬間、木村はダッシュしてタコは他の生徒にも指示をする

『なっ…(シャッフル!?ややこしい真似しやがって…!!)』

殺『出席番号4番と6番は律さんを通して舞台上の様子を千葉君に伝達！』

出席番号で呼ばれたため、相手は混乱する

殺『出席番号一番の彼女は3列右へ！』

A「」

殺『最近竹林君イチオシのメイド喫茶に興味本位で行ったらはまりそうで怖かった人！大きな音を立てる!!』

寺坂『うるせー！何で知ってんだ!!』

流石に相手は誰がどこにいるか分からなくなり戸惑う

殺『いよいよ狙撃です、千葉君。君のタイミングで撃ちなさい。速水さんは彼をフォローし、敵の行動を封じるのが目標です』

二人はまた緊迫の表情を浮かべる

殺『その前にアドバイスです。言い訳や弱音を吐かない君達は…『あいつだったら大丈夫だろう』と信頼を押しつけられる事もあったでしょう』

『『……』』

殺『でも一人でプレッシャーを抱える必要は無い。君達には同じ経験を持つ仲間が居る。安心して引き金を引きなさい』

『『……！』』

タコの言葉に二人は少し安心し、銃を構える

殺『…出席番号12番！立って狙撃!!』

『ビンゴォ!!』

相手はすぐに銃を撃つ…だが撃ったのは菅谷が作った人形だった

律『狙うならあの一点です』

A『オーケー、律』

千葉は銃を撃ち、何も起こらない

『…へへへ、外したなぁ！これで二人目も場所が……!?』

相手が銃を構えた瞬間、吊り照明が落ち相手に当たる

『く…そが……』

相手がまた銃を向けるが速水は銃を狙って撃ち命中した

速水『ふぅ…やっと当たった』

相手が気絶し、ガムテでグルグル巻きにする

千葉と速水は顔を見合わせて笑顔でハイタッチをした

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千葉君が『オーケー律』って言って撃つ所、目が見えて尊かった……