幼馴染は元A組3 (ページ29)

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拘りの時間by赤羽業ページ29

A「象を倒すガスを浴びて歩ける方がおかしいよ…」

Aは磯貝に支えられながら歩く烏間を見て少し唖然とする

5F展望回廊に着きどう見ても殺る側の人間がおり、立ち止まる

皆が固唾を飲んでいると相手は手でガラスにヒビを入れる

『…つまらぬ。手強いと思える者が一人もおらぬ。どうやら、スモッグのガスにやられた様だぬ。出てこいぬ』

皆はゆっくり相手に向かい顔を強ばらせる

『(怖くて誰も言えないけど…なんか…その……！)』

業『“ぬ”多くね？おじさん』

業は率直に言い皆は『(言った!?)』と驚く

『ぬを付けると侍っぽくなると小耳に挟んだ。かっこよさそうだから試したぬ』

殺『素手…それが貴方の暗殺道具ですか』

『近付きざまに頸椎を一捻り。その気になれば頭蓋骨も握りつぶせる』

その言葉に悪寒が走り、思わず自分の頭を抑える

『一人で殺るのは面倒だ。ボスと仲間呼んで皆殺しぬ』

相手がスマホを取り出すと業が観賞用植物を持ち、窓ガラスを割る

業『ねぇ、おじさんぬ。ガラスとか頭蓋骨なら俺でも割れるよ』

業は続けて相手を煽る

業『ていうか速攻、仲間呼んじゃうあたり…中坊とタイマン張るのも怖い人？』

『!!』

業の煽りに烏間は止めようとするがタコは『ストップです』と言い何かに気付く

殺『顎が引けている』

確かに業は今までは余裕そうに顎を突き出し相手を見下す構えをしていた

けど、今は目は真っ直ぐ油断は無く、正面から相手の姿を観察している

テストの敗北から学んだようだ

__雑談

私、声優様が大好きなんですけど…斉藤壮馬様が今日、結婚したのを知ったのは死ぬかと思いました

末永くお幸せに……!!