幼馴染は元A組3 (ページ25)

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異変の時間by渚&夢主ページ25

A「や…殺ったの……？」

今までの暗殺とは明らかに違う。殺った手応え!!

皆が水面を見張っているとﾌﾞｸﾌﾞｸと水泡が出てきた

その瞬間、皆が見た物は…殺せんせーの顔が入った透明とオレンジの変な球体

『「何あれ!?」』

殺『これぞ先生の奥の手中の奥の手。完全防御形態!!』

タコはそう言い皆は驚愕する

殺『この形態はまさに無敵！あらゆる攻撃を跳ね返します』

タコの説明に皆は驚き矢田が言う

矢田『そんな…ずっとそれで居たら殺せないじゃん……』

殺『そう上手くはいきません。結晶は24時間ほどで自然崩壊します』

タコはそう説明するが皆は言葉を失う

ここに来ての隠し技に完敗だ

殺『ですが、皆さんは誇っていい。先生をここまで追い詰めたんです。皆さんの計画は素晴らしかった』

いつもの様に自分達の暗殺を褒めてくれたが皆の落胆は隠せなかった

かつて無く大掛かりな全員での渾身の一撃を外したショック、異常な疲労感と共にホテルの帰途についた

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前原『しっかし疲れたわ～…』

三村『自室帰って休もうかろ何もする気力ねぇ……』

皆はぐったりして意気消沈の状態だ

A「陽斗…大丈夫？顔、赤くなってるし……」

Aが前原の額にﾋﾟﾀﾘと手を当てる。手を当てた瞬間、異常な熱さが感じられた

A「熱い…！皆も異常に疲れてるし……」

その瞬間、ｶﾞﾀﾘと倒れる者、息遣いが荒く息苦しそうにしている者が現れ始める

A「皆!!」

烏間『……っ』

烏間のポケットに入っているスマホから着信音が鳴り響く

電話に出ると低いボイスチェンジャーの声が聞こえる

『……やぁ先生。可愛い生徒が随分苦しそうだねぇ』

烏間『何者だ。まさかこれはお前の仕業か？』

『人工的に作ったウイルスだ。感染したら最後…全身の細胞がグズクズになって死に至る』

そんな恐ろしい言葉が聞こえ背後に悪寒が走る

『治療薬も一種のみでね。直接取りに来てくれないか？山頂にホテルが見えるだろう。手土産はその袋の賞金首だ』