幼馴染は元A組3 (ページ15)

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勉強の時間ページ15

A「…やっと皆の役に立てると思ったのにな……」

Aは項垂れながらとぼとぼと歩く

茅野『大丈夫だよ！一教科限定なら上位ランカーは結構居るから……皆もかなり本気でトップを狙ってるし!!』

茅野は明るい声でAを励ましAは「うん…」と返事をした

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放課後…渚と茅野、Aは磯貝に声を掛けられた

磯貝『なぁ、放課後空きなら本校舎の図書室で勉強しないか？』

A「でも利用予約表が無いと使えないよ…？」

Aはそう言うが磯貝は鞄から予約表を取り出した

磯貝『期末を狙ってずっと予約してたんだ。俺等にとっちゃプラチナチケットだぜ』

A「わぁ…流石、悠馬!!」

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A「茅野ちゃん、現代文得意なんだね」

Aが茅野にそう言うと茅野は『プリン…プリン……』と呪文の様に言い出す

A「茅野ちゃん……？」

そんな感じで勉強をしていると例の五英傑の声が聞こえた

五英傑とは学年トップを占める五人。皆は『(よりによって…)』と思った

瀬尾『どけよ、雑魚共。そこは俺達の席だ』

瀬尾はE組を睨み茅野は『なっ…何を!?参考書読んでんだから邪魔しないで!!』と反論

だが茅野の本から表紙がすり抜け『世界のプリン』という題名の本が見えた

A「茅野ちゃん…;」

小山『いや…待てよ。一教科だけなら勝負出来そうなのが残ってるな』

小山の言葉に荒木は『面白い。なら勝負をしないか？より多く学年トップを取ったクラスが…負けたクラスにどんな事でも命令できる』と言う

それに皆は黙り瀬尾は『びびったか？なんならこっちは…命懸けても構わないぜ』と言う

『命懸けても』その言葉に皆は反応し五英傑の喉、目にシャーペンを突き出す

渚『命は…簡単に懸けない方がいいと思うよ』

A「命を懸けるなら死ぬ覚悟は出来てるんですよね？」

二人の言葉に五英傑は『じょっ…上等だよ!死ぬよりキツい命令を与えてやる!!』と言い逃げていった

__おまけ

茅野『さっきのAちゃんかっこよかったよ!!』

A「あ…ありがとう……？…ところで……茅野ちゃん、プリンの本を読まないで勉強しようね…」

茅野『なぬぅ!?』