幼馴染は元A組3 (ページ13)

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現場の時間ページ13

業『原さんは助けずに放っとこう！』

業の口から出た言葉は『放っとこう』。それに皆は『え……？』と言う顔だ

寺坂『原が一番危ねーだろうが！あいつヘヴィで太ましいから枝も折れそうだぞ!?』

しかし業は表情を変えずに言う

業『…寺坂、昨日と同じシャツ着てるよね？同じ所にシミあるし。やっぱお前悪巧み向いてないわw』

寺坂『あぁ!?』

寺坂は青筋を浮かべ怒った様子だ

業『でも…馬鹿でも体力と実行力持ってるから面白いんだ。信じて動いてよ。悪い様にはしないからさ』

寺坂『……馬鹿は余計だ。いいから早く指示よこせ』

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シロ『さぁ…足元の触手も動かなくなってきたね。とどめにかかろう。イトナ』

寺坂『イトナ!!テメェ俺とタイマン張れや!!』

寺坂はイトナに近づきシャツでイトナの触手を防ごうとする

しかし、シロは笑い『布きれ一枚で防ごうとは健気だねぇ…』と言い声を低くさせ続けて言う

シロ『黙らせろ、イトナ』

A「業君…！流石に危ないよ!?」

Aは危険を感じ焦る。だが業は『いいんだよ』と言う

業『気絶する程度の触手は喰らうけど…死ぬ気で喰らいつけって言っといた』

業がそう言うと寺坂は触手の攻撃を喰らうが何とか耐えていた

シロ『よく耐えたねぇ…ではもう一発あげなさい』

シロがイトナに命令すると……『くしゅんっ!!』と可愛らしいくしゃみが

A「…？何、あの可愛いくしゃみ……」

見るとイトナがくしゃみが止まらない様子だ

業『寺坂のシャツが昨日と同じって事は昨日のスプレーをたっぷり浴びたシャツって事だ』

A「じゃあ…同じ事やり返せば……」

Aの言葉に業は頷き皆に合図をする。その瞬間、皆は勢いよく水に飛び込む

A「水遊びだ…！」

水飛沫が触手に掛かり膨れ上がる

シロ『…してやられたな。帰るよイトナ』

イトナは皆を睨んだが去って行った

A「あ…水遊び一緒にしたかったな……」

Aはしょんぼりしてそう言う

前原『ん…？ちょ、A！足どうしたんだよ!?』

A「え…あ……あはは…」

その後は保護者に少し怒られ消毒した

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A「消毒液痛いから嫌だ！」

磯貝『駄目だ！ほら、じっとしてろ!!』

消毒液は痛いから苦手らしい…そして消毒に15分も掛かった