幼馴染は元A組3 (ページ12)

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実行の時間ページ12

A「皆…！」

Aは息を切らしながら岩場の下でタコとイトナが闘っているのを見る

タコは全身が膨らんでおり動きは鈍くイトナの触手は前より速くなっていた。それを見てAは少し疑問に思う

A「…あの程度の水のハンデであんなに動きが鈍るの……？」

寺坂『水だけのせいじゃねぇ…見ろ、タコの頭上』

寺坂が来て指を指した方向を見ると木に必死に捕まっている原さんが見えた。木は今にも折れそうで落ちると触手の射程圏内であろう

そして険しい岩に吉田と村松も居た

三村『助け上げた場所が触手の射程圏内に！』

岡島『特に…ぽっちゃりが売りの原さんが今にも落ちそうだ!!』

岡島はサラッと酷い事を言い寺坂は続けて『あいつらの安全に気を配るから集中出来ない。シロの奴はそこまで計算してる。恐ろしい奴だよ』と言う

前原『原達まじで危険だぞ!?おまえひょっとして…全部奴等に操られてたのかよ!?』

寺坂は前原の言葉に笑って言う

寺坂『そうだよ。けど…操られる相手位は選びてぇ』

寺坂は業に近付く

寺坂『だから業！てめぇが俺を操ってみろや!!完璧に実行してあそこに居るのを助けてやらぁ！』

業『いいけど…実行出来んの、俺の作戦？死ぬかもよ』

業は少し笑いながらそう言う。だが『死ぬかも』と言う言葉を気にせず寺坂は言う

寺坂『やってやんよ。こちとら実績持ってる実行犯だぜ』