幼馴染は元A組3 (ページ11)

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実行の時間ページ11

業『…何これ？爆音がしたらプールが消えてんだけど……』

業はプールの様子を見に来たがそこにプールは無く荒れていた

A「！業君!!」

業『Aちゃん！』

業はAに駆け寄り『怪我はしてない？大丈夫？』と聞く

A「…ちょっとだけ……足怪我しちゃった」

Aは少し苦笑いをし、血が滲んでいる足を見せた

業『Aちゃん、俺の制服で出血してる所抑えて』

業はジャケットを脱ぎAの足に器用に結ぶ

A「ありがとう……」

Aがお礼を言うと寺坂の呆然とした声が聞こえた

寺坂『…俺は何もしてねぇ……話が違ぇよ…イトナを呼んで突き落とすって聞いてたのに…』

寺坂は少し震えながらそう言う

業『…なるほどね……自分で立てた計画じゃなくてまんまとあの二人に操られてたって訳』

業がそう言うと寺坂は業の胸ぐらを掴み慌てて言う

寺坂『言っとくが俺のせいじゃねぇぞ！こんな計画やらす方が悪ぃんだ!!皆が流されてったのも全部……』

寺坂が言い切る前に業が寺坂を殴る

業『流されたのは自分じゃん。人のせいにする暇あったら…自分の頭で何したいか考えたら?』

寺坂『……』

業の言葉に寺坂は黙ってしまう。業はそんな寺坂を無視して『行こ、Aちゃん』と言い走って行った