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五話 ページ5




「私も行く」


驚き固まっていると、太宰はもう一度言った。


「なぜ...?」

「友人と最後までいたいと思うのは変かい?」

「...否、変じゃない」


「なら、最後までいさせてくれよ」と言われたので、約束の場所の近くまで一緒に行くことになった。


会計をすませ、店を出る。


移動している最中も太宰は私の手を握っており、絶対に離してなるものかという意思が感じられた。



約束の場所の近くにある十字路。私はそこで立ち止まった。


太宰も数歩進んだところで立ち止まり、私をみた。




「...太宰。ここでお別れだ」

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作者名:涼風梓 x他1人 | 作者ホームページ:http://ukaitue  
作成日時:2021年2月25日 15時

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