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寮にて3 ページ11

晴side

Aは嬉しそうにストラップを受け取ってくれました。はぁ、よかったぁ……。
……そういえば「明日から気を付けた方がいい」ってどういうことなんでしょうか?

「……明日から晴を殺しに来るってことなのかな?」

震える体を自分の腕で抱き締める。
やっぱりAも暗殺者ってことなんですね。晴を守ってくれるのは兔角さんだけ……。

でも兔角さんは強いし……晴も兔角さんも死にませんよ。
だって……

「晴は学校を卒業しますから。」

……それにしても兔角さん遅いなぁ。



貴方side

「おい走りA、お前私達の部屋で何をしていた?」

部屋から出てすぐに兔角さんと鉢合わせしたウチは兔角さんに連れられて金星寮の外にいた。

「何って晴ちゃんとお話してただけッスよ?なぁに怒ってるんスか〜。」

と、冗談めかしてケタケタと笑ってみる。

「ッ!」

「なっ!?」

転ばされてマウントポジションを取られた……こうなったらほぼ詰みッスね。
いや、抜け出そうと思えば抜け出せるし抜け出す方法もあるんスけど……。

首元に冷たい感触……ナイフか。
おぉ、怖い怖い。

「これで最後だ。私達の部屋で何をしていた?」

「いやだから晴ちゃんとお話してただけですって……あ〜、それより……。」

口角を耳まで裂けるかのように吊り上げているのが自分の顔をみなくてもわかる。
顎で七号室(兔角さんと晴ちゃんの部屋)を示す。

「晴ちゃん一人にしても良かったんスかね〜。」

はっ!と何かに気付くような素振りを見せた兔角さんはウチを睨み付けると金星寮の中に走り去って行った。

「ふぃ〜、手首いた〜……。」

こう言うとき一番役に立つのは「はったり」だ。
兔角さんがあんなに簡単にひっかかっのは驚きだが……それほど晴ちゃんのことが大切なんだろう。

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設定タグ:悪魔のリドル , 二次創作 , 暗殺   
作品ジャンル:アニメ
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桜 猫観(プロフ) - おぐスカリバーさん» コメントと誤字指摘ありがとうございます! うっかり名前ミスしちゃってましたね、後で直しておきます!ありがとうございます! (2014年5月31日 18時) (レス) id: fb0a827b48 (このIDを非表示/違反報告)
おぐスカリバー(プロフ) - 鳰の兄貴という設定が面白いです! 後、伊介様と春紀の字が伊助と晴紀になってます これからも頑張ってください! (2014年5月31日 17時) (携帯から) (レス) id: 0b09cfbba0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜 猫観 | 作成日時:2014年5月13日 18時

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