おいらと猫。

35.さとし ページ35

O「 1日だけ。明日には帰ってくるよ。」



それだけ言っても、

目の前の膨らんだ頬はいっこうにしぼまず。



ツン、って

突っついたらポンって破裂しちゃうくらい。ふふ。





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O「 それにさ、」




O「 助っ人も。呼んでるから！ 」




あ、・・しぼんだ。(笑)





キョトンとして、俺を見つめるニノの頭はきっと。


ハテナマークが浮かんでるんだろうなぁ。





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N「 すけっとってなに？食べ物？ 」



そんな可愛いこと言うから、

思わず吹き出しちゃって。そしたら、


頬の風船がまた膨らみ出しちゃって。




O「 あ、あ、ごめんってばぁ。// 」



N「 …じゃあ許すから。」


N「 おしごと行かないで、」




O「 ・・・(笑)」





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ふ、と。時計を見たら

あっという間に迎えの時間。



それと同時に。けたたましく携帯がなった。






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O「 あ、はい。今いきます 」



携帯を切って、道具が入ってるバッグを持って立ち上がると。



N「 やだやだ、さとしっ 」



O「 んふふ。電話するね？ 」



ちょっと酷だけど、

どうにもできないからさ。





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O「 じゃ、いってきますっ 」




O「 ・・あっ、ナイスタイミング！ 」



俺が玄関の扉を開けた瞬間に、

インターホンを押そうとしていた人と鉢合わせた。




N「 ・・さとし、・・・え！！ 」



O「 じゃああとよろしくね。潤くん ♪ 」




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俺が初めて家を留守にする今日は、


ニノが潤くんと初めて1日過ごす記念日。(笑)

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