おいらと猫。

14.さとし ページ14

O「 ・・・・ねこ、？ 」



「 ニャー 」




捨て猫、かな。


でも。





手紙、・・・も。入ってないし、


っていうか。



O「 君、いつからいたの？・・寒いでしょ。」



触れている体は、毛はあるものの。
あきらかに冷たい。




「 ・・・・。」


よく見たら、震えてるし・・。






O「 俺ん家、おいで？ 」


とりあえず。温めてあげなきゃ。






.





猫ちゃんは、

キョトンとして。俺を見つめる。





目が金色は、凄くきれい。

思わず、引き込まれそうになった。






「 にゃあ…っ 」




O「 あ、っと・・。よしよし。」


箱に入っていたタオルケットで、猫ちゃんごと包んで。
びっくりさせないように。慎重に。

部屋に連れていった。






.







.




新しいタオルで、温めてあげてから。



キッチンからから持ち寄った、
ホットミルクと。苦しまぎれの(笑)ツナ缶を出す。




O「 食べるかな・・・ 」



恐る恐る見ていると、


しばらく



じーーっと見つめてから、






ゆっくりとミルクを飲んでくれた。







O「 ・・♪・・あ、よかったぁ 」




あまり人見知りしない子で。よかった。






「 ・・？ 」



ニコニコしている、
俺をチラッと見て。

少し不思議そうな目をして。




また、チロチロとミルクを飲み始めた。

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