おいらと猫。

11.さとし ページ11

結局あれから、
人間のニノを。俺が運べるわけもなく。
ソファーのニノに毛布をかけて雑魚寝した。




O「 おいしぃ〜 」


潤くんが作ってくれたハニートーストを
ありがたく頂きながら。



J「 起きたら1人なんだもん、嫌になるよな 」



N「 ・・ふん 」


相変わらず自由なニノに、
少し呆れながら。コーヒーをすする潤くん。


あぁ、ほんと。
大人になったり子どもになったり。





.






.




O「 そろそろ翔ちゃん、迎えにくるかな 」



N「 あ、なに。帰るの？やった・・♪ 」



O「 こら。」



失礼なこと言う口は、
容赦なく抓ってやる。



N「 ぁ、・・いて/// 」



O「 ごめんね、潤くん。」



代わりにペコっと頭をさげる。



J「 はは。・・慣れてるからさ ♪ 」



いいよいいよ、って
許してくれる彼がいま、大人で助かった。





.







.




〜♪


チャイムが鳴って。

インターホンに出る間もなくドアがガチャっと開いた。




O「 おわっ・・早いな、(笑)」


食卓から玄関に行こうとしていた足を止める。





.





M「 潤〜、まぁくんが来たよ〜 ♪ 」



J「 雅紀？ 」



翔ちゃんが迎えに来るはずだったのが

何故か来たのは。潤くんの双子の兄の雅紀くん。



M「 翔ちゃんが急用で来れなくなって・・ 」


M「 あ、ニノちゃ〜ん♪ 」



トーストをかじるニノの頭を撫でる




N「 ・・んぁ・・ 」



あまり興味なさそうに、
素直に受け入れている。


時折、口の周りについた砂糖を
舌で舐める行動が。いかにも猫っぽい。




M「 可愛いねぇ 」



J「 ん、可愛い 」




外見とか性格とか。
似てるとこ見つける方が難しいんだけど、



こうやって。



双子そろって、
ニノに甘いところは似てるんだよね。(笑)

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