おいらと猫。

2.さとし ページ2

O「 はい、今日はササミだって。」


N「 だって、って。貴方が買って来たんでしょ？(笑)」



くすくす笑っているニノ、
瞬きをした次の瞬間には猫へと変わっていた。


背中を丸めてお皿に盛った
ササミを。ちまちま食べる。



O「 おいし？初めて買ったんだけど。」



少しだけ顔をあげて
「 にゃぁ 」と鳴く。そしてまたすぐにお皿へと戻った。


まるで。「 まぁまぁかな。」なんていう
ニノの声が聞こえたように。



O「 そ？んふふ。なら良かった。」


O「 また買ってくるね。」



俺も、
野菜炒めをひと口食べて。


O「 ん〜、まぁまぁかな。んふふ 」



ニノの真似っこ。・・♪





.






.



ご飯を食べ終わって、
食器の片付けをし終わると。

ニノは何時の間にか。人間になっていた。



N「 ね、さっきのササミ。まぁまぁだったね。」



O「 そうだと思った(笑)」



やっぱり俺の思った通りだった。
ふふふ。





.






ソファーに座るニノの隣にお邪魔する。


N「 今日ね、隣の家の猫がね。僕の事呼んだの。」


O「 へぇ〜 」


N「 いつも呼ばれてるんだけど。面倒くさいし。」


N「 無視、してたわけ。(笑)」




.




N「 あまりしつこいから、行ったら。」



N「 なんていったと思う？ 」



へっへっへ、なんて。
変テコな笑い方しちゃって。

楽しそうな顔、(笑)



N「 俺のこと好きなんだって〜、ふふ 」




.





O「 おぉ。・・ほへぇ〜 」



N「 嫉妬。した？ねぇねぇ。した？ 」


首を傾げて見上げてくるニノは
すんごく。可愛いけどね。


O「 猫、にぃ？(笑)」




.




どうやらニノは、


モテるらしい。



O「 ニノの1番は、おいらでしょ？ 」



でも、

こうやって言うと。



決まって耳を真っ赤にして、
俯いて。


ぎゅっと抱き付いてくるから
それが可愛くて仕方ないの。




N「 ばーかばーか。/// 」


O「 可愛いね、ふふ 」



こうなるの分かってるくせに、・・(笑)

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