【文スト】道端に名探偵と孤剣士銀狼がうずくまってるとか誰が考えつきますか？４

９７話 企画２ ページ9

・


三日後──

武装探偵社とポートマフィアの一同は、ある広い場所に集められていた。

なんだなんだとザワつく一同を制すように、Aが口を開いた。

『集まってもらったのは、こないだ皆さんにはあみだくじやってもらったじゃないですか、それの結果の報告をするためです』

Aの言葉にさらにザワつく一同。

与謝野「A！早く言っておくれよ！」

賢治「気になります！」

銀「私も」

立原「俺も気になるぜ！」

『い、いや余り期待しない方が……』

集められた一同は期待と不安が込められたキラキラした純粋無垢な瞳で舞台に立つ進行役を見る。

が、結果を知っている進行役──A、福沢、森──は苦笑いだ。

『本当に言っていいんですか？私共のせいにしないでくださいよ？完全なる自己責任ですからね？』

敦「分かってますよ！」

鏡花「早く早く」

乱歩「僕も楽しみだなぁAさん！」

『うっ、純粋無垢な瞳が私をころす…！
福沢さん代わりに読んでください……』

福沢「え"……森先生、頼みます」

森「えぇ！？」

『森さん、お願いします……』

皆に注目され、だんだん顔に影がかかる森。

森「…も…………れ……」

『え？アモーレ？』

森「ちょっと今いいところなんだけど！？
もうどうにでもなれって言ったの！」

福沢((森先生も苦労なさるな……))

あーもう！と森はヤケクソ気味に叫んだ。


森「まずＡグループは、女子全員！」

女子軍から黄色い悲鳴が上がる。

ナオミ「頑張りましょ！」

紅葉「嗚呼！楽しみじゃ！」


森「続いてＢグループ！新旧双黒！！」

膝から崩れ落ちる４人。

中原「敦、お前だけが頼りだ……」

敦「はい、頑張りましょう中原さん……」


森「続いてＣグループは、国木田君、賢治君、谷崎君、立原君、梶井君だ！！」

なんと言えばいいのか分からないような顔をする５人。

国木田「……余り組か？」

立原「自分で言って傷つくなよ！！」


森「最後にＤグループ！両トップとAちゃんとエリスちゃんと名探偵くん！」

みんな分かっていたのでノーリアクション。

『頑張ろう、エリスちゃん、乱歩さん』

「「ええ／うん」」


森「なお、今ならグループ合併ＯＫとする！」

中原「おいＣ班！合体だ！」

国木田「嗚呼！」

『そうくると思ったよ！』

騒がしい一同を福沢が咳払いで制す。

福沢「カラオケ大会は二週間後になった、個人の部と団体の部に分かれる、勝った者には賞品もあるから努力するように……」

９８話 企画３→←９６話 企画

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す