114話 推測 ページ22
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少しの間があった後、いつものようにAは笑った。
『…何を言っているんですか乱歩さん!あの話、間に受けたんですか?』
乱歩「あの話は本当にあった話だろ?」
『あんな、あんな夢物語みたいな話がこの世にあってたまりますか、まずチェーンソーで首をはねるっていう時点で無理でしょう?』
乱歩「母親は怪力系の異能力者だったんだろう?」
『では何故タイミング良く祖父と青年が入ってこれたんですかね?』
乱歩「青年も異能力者だ、簡単に言うと未来予知の異能だろうね」
『………』
乱歩「もう終わり?Aさんならもっと質問してきてくれると思ったのに」
『…どうして、この話が本当の話だと思ったんですか?』
喉の奥から絞り出すようにAは問う。
乱歩「理由は2つある、1つ目は祖父についてだ」
ニヤリと笑った乱歩は、人差し指をピンとたてて推理を始めた。
乱歩「祖父は自分の異能力で少女を生き返らせました
この文だけ聞くと祖父は与謝野さんみたいな治癒系の異能力者だと推測できる、だが、その後Aさんは、
祖母に生活の仕方を、祖父に異能の制御の仕方を、青年に体術を教わりました、
と言った。治癒系の異能力者が、攻撃系の異能を教えられると思うかい?そんなの無理だ
そこで僕は、少女の異能は祖父から譲り受けた物だと仮定した」
Aはゴクリと生唾を飲む。
乱歩「その2、Aさんは話が終わった後、
ウチの兄さんもこのくらい格好良くなってくれればいいんですが……
と言った、だが、Aさんの話は、Aさんが格好良いと感じる程の描写を青年に与えていなかった」
『…私が話を端折ったという可能性は?』
乱歩「ないね、Aさんなら話すでしょ?そういう描写が物語に関係なくても」
『………』
乱歩「あと補足しておくと、その少女、Aさんでしょ?」
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28cm(プロフ) - みろろ♪くろろ♪さん» 無事に完結いたしましたー!1回真面目なの書いて「…ん?これじゃ安吾くんシスコン設定壊れんぞ」ってなってあれにしましたwww織田作さんは天然ですからね!「道うず5」もよろしくお願いします! (2018年6月6日 4時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
みろろ♪くろろ♪ - 道うず4、完結おめでとうございます!安吾の「お兄ちゃんはあんなこと……」のところで、凄く笑いました。あと、織田作のギュ〜、の絵文字が可愛い…!「道うず5」楽しみにしています! (2018年6月5日 23時) (レス) id: 309cc2022d (このIDを非表示/違反報告)
28cm(プロフ) - みろろ♪くろろ♪さん» 敦「道うず5では僕達が沢山からむらしいよ…チッ」芥川「悪夢だ…師匠どうにかなりませんか!?」『いやぁ私に言われてもねぇ…』すみません最後すっごい強引に終わらせちゃいました…!道うず5作ってくるぜキラッ (2018年6月5日 23時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
みろろ♪くろろ♪ - 賢「ギャグにする方法ですか?」鏡「そう。」賢「他のアニメ、バンバンぶち混めばいいんですよ〜♪」鏡「どこで、そんな言葉覚えたの!?」…すいません。ですけど、私は何も思い付かなかったら結構入れますけどね。織田作感動回…楽しみにしてます! (2018年6月5日 23時) (レス) id: 309cc2022d (このIDを非表示/違反報告)
28cm(プロフ) - みろろ♪くろろ♪さん» 全くギャグじゃ無くなってきたぞ(危機感)そして道うず5に行くまでに織田作感動回(?)は無事に終わりを迎えることができるのか!誤字脱字は私の方が多いですよ作品内でwwwポオ君の異能暴走事件…懐かしい…そしてらんぽっぽが出てこない悲しみ← (2018年6月5日 22時) (レス) id: 0d354a01d1 (このIDを非表示/違反報告)
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