友達 side愛 ページ17
佐「この…!!」
痛みに耐えるために目をつぶって唇をかみしめる。
パァン!!
弾けるような音がしたが、それは私の頬を叩いた音ではなかった。
椎「何…?」
不思議に思って目を開けてみると…
目の前にはあの女が立っていた。
まさか…姫園さんが…
貴「何で友達に手、上げようとしてるのよ!!」
大きな声に部屋が静かになる。
私も佐藤たちも何を言ったらいいか分からなくなってしまった。
ガラッ
先「おい、お前達!!こんな所で何をやってるんだ!!」
山「先生だ!!」
相「逃げよ!!」
先「コラ、待ちなさい!!…姫園もいるのか!!全くお前は!!」
貴「げ、先生!!」
それから、姫園さんだけが先生にみっちりとお説教を受けた。
貴「なんで私が怒られないといけないのさー!!」
椎「仕方ないでしょ。私は優等生なんだから」
貴「みんなで会議室でお菓子食べてたって言ったのに、騒ぎすぎだの、もっと高校生らしくしろだ の…」
私が立ち止まると、姫園さんも立ち止まった。
貴「愛ちゃん?どうしたの?」
椎「どうして…私の事かばったの?」
貴「え?」
椎「ムカついたでしょ?騙されてたの知って。私…ホントは腹黒女だし。あんたを馬鹿にするよう なことばかりして…ホントはイイ気味だって思ってたんでしょ」
姫園さんは一瞬考えるように真顔になってそれから眩しいくらいの笑顔を私に向けた。
貴「愛ちゃんは…本気で輝の事が好きなんでしょ?遊びじゃなくて」
椎「ハア///!?」
貴「本気で好きだから…輝を手に入れるために頑張ってたんだよね。…確かに、自信なくして嫉妬 してた、愛ちゃんに。憎かった。」
椎「…」
貴「だけど、愛ちゃんがいてくれたから。愛ちゃんという完璧なライバルがいてくれたから私、少 しだけ変われた気がするの」
椎「…何それ。すっごい余裕ね。ムカつく…」
貴「確かに(笑)」
それから姫園さんは遠慮がちに口を開いた。
貴「ねえ愛ちゃん。私と友達になってくれる?」
貴「もう一度…『桃花ちゃん』って呼んでくれる?」
ホント、バカすぎてムカつくんだから…
バカだから…この人には私でもかなわない。
椎「嫌よ」
貴「ええ!?」
椎「桃花…だったら呼んであげる。友達として」
貴「っ!!うん、よろしく!愛!!」
それは私と桃花が本当の友達になった瞬間だった。
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cocoa(プロフ) - ☆ももにゃん☆さん» 皆さん、☆ももにゃん☆さんの作品を読んで凄すぎてコメントしていいか迷ってるんですかね 笑 でも私のオレキン作品より全然良いです（比べるとこから恐れ多い…）イケメントリオの雰囲気もいいですよね♪ いえいえ、こちらこそお話できて嬉しいです！ (2016年5月20日 12時) (
レス) id: 69c4d6f494 (このIDを非表示/違反報告)
☆ももにゃん☆ - cocoaさん» わざわざコメント＆感想までしてくださって、ありがとうございました！！ (2016年5月19日 18時) (レス) id: 0de43527bc (このIDを非表示/違反報告)
☆ももにゃん☆ - cocoaさん» 褒められ慣れてないので、なんだか照れますね…(笑)でも、そんなことないですよ。こんなのが面白かったら人気作者様方に刺されてしまいます。（ひィー）私も輝っち＆白馬は大好きです！！もちろんイケメントリオの仲の良さも好きですけどね（笑） (2016年5月19日 18時) (レス) id: 0de43527bc (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - ☆ももにゃん☆さん» ☆ももにゃん☆さんの言動が、さすがは面白くて良い作品を書くこともあって表現が面白いですね 笑 私は輝っちと白馬のコンビが好きです、コンビ推しな人少ないんですけどね 苦笑 もちろん輝っちも大好きですよ♪ 私も☆ももにゃん☆さんとお話できて嬉しいです！ (2016年5月18日 13時) (レス) id: 69c4d6f494 (このIDを非表示/違反報告)
☆ももにゃん☆ - cocoaさん» 読者様にそんな風に言っていただけるとは…！本当、嬉しすぎて踊りだしてしまいそう(笑)原作の連載が終ってしばらくたった今も、私の中での一番はオレキンで、輝っち君です。なので、私もこうしてcocoa様というお仲間に出会うことが出来て、嬉しく思います！ (2016年5月17日 22時) (レス) id: 0de43527bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆ももにゃん☆ | 作成日時：2015年9月3日 20時
