【澤村大地】羨ましい<1>【コリンゴ様リク】 ページ14
「あたしの彼氏はね！毎日、夜になったら電話くれるの！それから、毎日好きって言ってくれるんだー！」
随分、彼氏くんとラブラブな友達１の杏(あん)。
「私と彼氏は…そうだなあ…一緒に登下校したり、放課後一緒に遊んだりするな〜」
最近付き合い始めたらしい友達２の七緒(ななお)。
「……」
ジュージューと小汚い音をたてながらパックの牛乳を飲む私に、友達(リア充)は聞いてもいないことをペラペラと喋りまくる。
「Aは？好きな人とかいないの？」
飲み終わっちゃったな〜、なんて思いながら牛乳パックを握りつぶそうとしてる私に、杏は言葉のキャッチボールをしようとボールを投げてくる。
「あたしは…別に…」
握りつぶした牛乳パックを見ながら、呟くように答えた。その時にフッと大地の顔が浮かんだのは気のせいであろう。
「なあ小崎、澤村が呼んでる」
同じクラスの男子にそう言われ、ありがとう。とお礼を述べてから、杏と七緒に別れを告げ、大地の待つ教室の入り口に向かう。
＊
「どうしたの、大地？」
昼休みのせいなのか、人の多い廊下を大地と二人で並んで歩きながら、そう問いかける。
「え、なんかAが困ったような顔してたから。」
思いもよらなかった答えに、思わず目が点になる。ああ、と言って、
「杏たちが私に恋愛話ふっかけてきたからかなあ…」
そう答えると、先ほどの杏たちの言葉を思い出した。なぜかあの時大地の顔が浮かんだことまで思い出してしまい、一人で慌てていると、
「そうか…」
と、どこか遠いところを見るように大地が言った。
「ほら、私彼氏とか好きな人もできたことないし、そういうのわかんないからねえ…」
そうおちゃらけて言うと、大地は急に真剣な顔立ちになって、人気の少ない階段に私を座らせ、下から私の頬を掴んで、こう言った。
「お前も恋愛、したいんだろ？」
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マヤ(プロフ) - 時をかける少女の千昭を書いてほしいです！ (2018年7月22日 0時) (
レス) id: b4e0f6798d (このIDを非表示/違反報告)
檸檬*林檎*蜜柑 - ハウルの動く城で、ハウルだったら何でもいいです！面白かったです！ (2016年1月31日 21時) (レス) id: 079b109e1f (このIDを非表示/違反報告)
ロットワイラーママ - 時をかける少女「アニメ版」お願いします！ (2015年8月20日 16時) (レス) id: 38ae635b27 (このIDを非表示/違反報告)
とある兵器の八咫烏 - そーまはよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！ (2015年5月2日 11時) (レス) id: 48a9418dfb (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 葉山でお願いします！更新頑張ってください！ (2015年1月6日 15時) (レス) id: f030e9137c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊技 | 作成日時：2012年8月18日 12時
