変わらない貴方≪２≫ (ページ20)

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≪スモーカー目線≫

ｽﾓ「…」

ｸｻﾞﾝ「…」

しばし、沈黙が辺りを支配する。

今、この人は、何て…？

ｸｻﾞﾝ「……………、……」ｸﾞｩ←

ｽﾓ「寝るな！」

ｸｻﾞﾝ「んー、だってさぁ…。躊躇ってんでしょ？ヒスイ中将の過去を、お前が知らないヒスイ中将を知ることを」

ｽﾓ「それは…」

言葉を濁す。

昔、アイツに一度だけ聞いたことがあった。

けど、いつも通りにはぐらかされて…

知られたくねぇんだと、思い出したくねぇんだと、

ガキだった俺にも充分わかることだった

けど、そんななかでも知りたいと思う俺がいて………

ｸｻﾞﾝ「…知って損はないと思うけどな。もしこれからも一緒にいるなら、な？」

ｽﾓ「……」

ｸｻﾞﾝ「黙りか？」

ｽﾓ「俺は――――」

≪貴方目線≫

ｶﾞｰﾌﾟ「ヒスイ、着いたぞ!!」

がっちゃんの大声で目が覚める

貴「……ん………」

背伸びをし、部屋から出ようとすると

ｶﾞｰﾌﾟ「ヒスイ、こっから先に行くにはちゃんとした格好になれ。」

真剣な眼差しで、言う

貴「……わかった」

肯定の返事を出せばがっちゃんは部屋から出ていった

貴「あんまり、好きじゃないんだけどね…」

私は荷物の中から、ダークスーツを出し、それを着る。

貴「…」ﾎﾞﾌﾝｯ

私は、元の姿に

人間で言う、２７歳くらいの姿に

戻った。