変わらない貴方≪２≫ (ページ16)

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３７―火拳― ページ16

≪貴方目線≫

貴「…ﾊｧ」

本部につき、今はスーと一緒に報告しに行く途中。

貴「…私、行かなきゃ駄目？」

行かなくてもよくない？

スー１人で充分だと思うんだけど

ｽﾓ「元帥命令。」

職権濫用か…

昔は私のほうが偉かったのに…

なんて昔を思い出していたらすぐについてしまった

扉をノックし、なかへ入る

ｽﾓ「失礼します。」

貴「…ます。」ﾁﾗｯ

なかへ入れば

ｶﾞｰﾌﾟ「ん？ヒスイにスモーカー君じゃないか」ﾊﾞﾘｯ

うげ、

貴「がっちゃん…」

ｶﾞｰﾌﾟ「何じゃ、元の姿に戻っとらんのか？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ｽﾓ「…元の、姿？」

あぁ、スーには見せた事はなかったっけ…

ｾﾝ「次の会議はお前も出てもらうからな」

戻んなきゃいけないのか…

貴「ハイハイ…。会議の内容って？」

バリッ、とがっちゃんのせんべいをかじる音がやむ

センちゃんも、いつになく真剣な顔になる

スーも、その空気に少し気圧される

それほど、深刻な話？

ｾﾝ「火拳のエース、についてだ」

火拳………

貴「あぁ、ロジャーの…」

懐かしい

ロジャー、

貴方の息子、捕まっちゃったって…