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弱虫13匹 ページ15

角名視点

角名「は、今銀だれっていった?」


インターハイが準優勝に終わって、また春高へ向けて練習が始まったある日。
2年レギュラーの4人は、必ずと言っていいほど日曜日の午後も自主練に残っていたが、銀が残らん。と言ったことによって双子がギャンギャン騒いでいた時だった。

侑「はー!お前今日俺とスパイク強化する約束したやん!」

治「もっと一緒練習しよーやー。」

銀「委員会や言うとるやろ!仕方ないやん!サボる訳にもいかん!」

散々銀を居残らせようと双子が銀にすがりついているのを暑苦しいと思いながら見ていると、見かねたアラン先輩が双子を怒鳴っていた。

尾「お前らええ加減にせえ!銀も困っとるやろ!委員会やから!」

もはやお母さんだな。と思っていると、ふと東京に残してきた幼馴染と自分のやり取りを思い出した。

(「倫太郎どこいくの。私も行く。」

「仕方ないでしょ部活だよ。お前もラッパでしょ。」)

はー。笑えるくらい会いたくなってくるなあ。こんなことなら置いてくるにしてももっと手を打てばよかった。と回想に浸っていると、

銀「満ヶ里さん待っとるからもう行くからな俺!!」

は。なんで銀がその苗字知ってんの。同性か?

えー!と騒ぎながらアラン先輩に押さえつけられている双子から逃げてきた銀の腕を掴み、今度は俺が駄々っ子になった。

角「銀待って行かないでお願い。」

銀「今度はお前かいな!なんやねん!!」

ここで冒頭へ戻る。

角「誰が待ってるって??もっかい名前言って。」

銀「は?!満ヶ里さんがどうかしたか?!俺時間やばいんやけど!」

角「その人、どこ出身?どんな子??」

銀「は、そんなん知らんし。ふつーの子やけど。」

そのままばっ!と手を振りほどかれて銀は走っていった。

てか、ただの同性でしょ。何考えてんだ俺。
いくらなんでも兵庫に、ましてや稲荷崎にAがいるわけないか。

角「重症だなーほんと。」

北「なにがや。」

角「…振りほどかれた腕がです。(いること気づかなかった。)」

北「自業自得やな。」

_______________
そして数日後

侑「ずっと探っとったんやけどなー、角名の幼馴染に似てるやつが8組におんねん。」

角「何その話詳しく。」

侑「いや、多分ちゃうねんけど」

侑が俺の勢いに若干引いていた。そろそろ兵庫に帰省して会いに行くでもするべきだろうか。
重症過ぎてちょっと俺がやばい。

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水野 - 更新待ってて良かったです!超面白いです! (2020年7月20日 21時) (レス) id: cdb3fa391f (このIDを非表示/違反報告)
さくやん(プロフ) - ?さん» 申し訳ありません!修正しました! (2020年7月9日 21時) (レス) id: 417db36de3 (このIDを非表示/違反報告)
至ってノーマル - 素敵すぎます!!!!!めっちゃ好きです!!かっこかわいい推しをありがとうございます!!!!応援しております! (2020年7月9日 18時) (レス) id: 5e35942dd3 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 途中から名前が万智になってます(泣) (2020年7月9日 17時) (レス) id: f4c6db3892 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - はじめまして!とても面白いです!更新楽しみにしてます!! (2020年3月28日 21時) (レス) id: 6ad8403b99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくやん | 作成日時:2019年9月13日 23時

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