今日も風さえ吹きすぎる3【中原中也】

風が頬をなでた29　最終話 ページ30

中也の暖かさを感じながら決意を固めて言う


『中也あのね、ずっと言いたかったことがあるから聞いてくれる？』


「ああ」




心臓がドキドキしている


中也の心臓もドキドキしているのが伝わってきた





『昔、私をたすけてくれた時からずっとｓ「ストップ」・・え？』



「俺にも言わせろ」


『あ、うん』




何だろう




「昔、Aを助けた森があっただろ」


『うん』


「俺はあの時Aに惚れた」






うそ、





「あの森に行けばAに会えると思って森に通った、けどなかなか手前には会えなかった」



『中也・・・』



「黙って聞いてろ、Aをポートマフィアに連れてきたのは気まぐれだって最初に会った頃言っただろ」




『うん』




「気まぐれなんかじゃねえ、手前にあった瞬間あの時の餓鬼だって分った、だから連れてきた

俺の部下になって少し経ったときにチョーカー外すとか言い出しただろ」





『なんで外しちゃダメか理由教えてもらえなかったから外したけど』



すると中也はぎゅーっと私を抱きしめた




「あのチョーカーはAは俺の物だっていう保証がほしかったんだよ、あの頃のAは野良猫みてえにいろんな奴について行ってたからな」




『そんな保証がなくても私は中也の元を離れなかったよ

というかもう離れられない』



「俺もだ」









すると抱きしめるのをやめて私の前にひざまついた









「ずっと前からAが好きでした、俺と結婚してください」









『交際期間は？』



「んなもんいらねえよ」





しれっとした顔で言うので思わず笑ってしまった




『私未成年だけど』


「マフィアがんなこと気にするかよ」


『紅葉さんと同じこと言ってる』



「マジか、じゃなくて返事は？」









・









『私を幸せにしてください！』







・

ちょっとのあとがき＆お知らせ→←風が頬をなでた28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す