風が頬をなでた16 過去編 ページ17
「はあー!やっぱり気持ちいいわねここ」
ぐっと伸びをする母さん
『母さん、なんで私をここに連れてきたの?』
事件から数日後、私は母さんと母さんの実家兼別荘がある海辺に来ていた
あの後警察が来て事情聴取が行われた結果、私は悪くないということになったがクラス、学校からの目は痛かった
長谷川さんは一命を取り留めたが後遺症が酷いらしい
面会へ行こうとしたら病室の前でクラスメイトに会い「長谷川さんを殺しに来たんだな」と言われ会う事が出来なかった
「んー、なんとなく貴女と来たかったからよ」
『ふーん』
とか言いながら事件の事を私が気にしてると思ってその気分転換で連れてきたことは誰が見てもバレバレだった
「屋敷の中に昔の私の部屋があるの、案内してあげる」
小さな丘を越えると白い木造の素敵な家があった
『綺麗、』
思わずそうつぶやくと母さんは自慢げに笑った
「さあ!行くわよ!」
屋敷の中はシンプルなつくりだったがどこか惹かれるところがあった
母さんは2階へあがり私もその後を追いかける
「ここが昔の私の部屋でーす!」
がちゃっと音を立てて開けた部屋は城を貴重としている部屋で壁には大きな本棚がびっしりと置かれてある本があった
『母さん、ここ良いね、私好きだよ』
「でしょ?Aなら好きになってくれると思ってたわ」
夕食まで時間あるから好きに使ってねと言って母さんは1階へ降りる
部屋に入りベッドに座る
しばらくぼーっとしていたがさすがに飽きてきたので本を読むことにした
『ほぼ読んだことあるんだけど・・・』
本棚にある書物は家とあまり変わらなかった
『まあいいや、太宰治読もう』
斜陽を本棚から取り出し読み始める
[ 朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、
「あ」
と幽かすかな叫び声をお挙げになった。
「髪の毛?」
スウプに何か、イヤなものでも入っていたのかしら、と思った。]
懐かしいな、これを最後に読んだのは小学5年生のころだったけ
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文ストオタクの一般人 - お二人共お幸せに‼‼(●^o^●) (2023年1月22日 1時) (レス) @page31 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
或 - 1作目がみたいです(><) (2018年1月5日 21時) (レス) id: 9811c2c9c9 (このIDを非表示/違反報告)
Tani(プロフ) - キュン死しそうでしたw中也可愛すぎです!(*`ω´)b何度でも読めます!これからも頑張って下さい! (2016年12月4日 20時) (レス) id: 93641ddec1 (このIDを非表示/違反報告)
コーセルテール - 面白かったです!!嗚呼、終わってしまった…なんて感じです。anotherstoryも見させていただいてます!これからも頑張ってください! (2016年10月15日 23時) (レス) id: df1761f85c (このIDを非表示/違反報告)
すずこ(プロフ) - ミミミの松さん» キュンキュンしてくださって嬉しいです!暗殺教室とのお話はずっと書きたかったのでコメントいただいて嬉しいです!!! (2016年10月11日 23時) (レス) id: 18ebc12479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すずこ | 作成日時:2016年8月18日 7時