風が頬をなでた14 過去編 ページ15
約１０年後――
『いってきます！』
「気を付けてね!」
『はーい！』
あの事件があったあと施設は活動をよぎなくされ施設にいた子供は警察監修の元、安全な里親に引き取られたり別の施設に移動したりした
私は中学３年生になっていて友達も多く楽しい毎日を送っていた
成績はすごぶる良くて教科書を一回見ただけでテストはすべて満点
運動もなんとなくできていたので優等生として知られていた
学校の近くまでくると友達が学校の方から走ってきた
『おはよー、どうしたのそんなにあわてて？』
「どうしたもこうしたもないよ！早く学校来て！」
腕を掴まれて友達は走り出そうとする
『・・っ嫌！・・・ぁ』
お母さんや先生のことを思い出してしまい思わず友達の手をはらってしまった
「あー、そういえば無理やりなんかされんの嫌って言ってたよねごめん・・ってそれどころじゃないんだってば！」
早く来て！と言って走り始めた友達の背中を追いかけて走り出す
校門の前まで来ると先生へのあいさつもそこそこに校内へ入る
３年生の棟の方へ行くと自分のクラスに近づくにつれ人が増えていた
やっとのことで教室の後ろのドアから教室に入る
「ご本人の登場！」
スクールカースト上位の男子がそう叫ぶと教室がしんと静まり返った
『みんなどうしたのって・・・え？』
目に入った黒板には
[園Aは汚い！]
と白いチョークで大きく書かれていた
それと何十枚もの写真が貼ってあった
黒板に近づくとなんの写真か分かった
『嘘でしょ・・・』
その写真には幼いころの私が写っていた
それもただの私ではなく全裸でベッドに寝ていたり、泣きじゃくっていたり、フリフリの服を着て引き攣った笑顔で笑っている写真や男との接合部などが写っている写真があった
あの男のしわざだ
直感でそう思った
「園さんって真面目そうな顔してヤバいことしてたんだね」
さっき叫んだ男子がニヤニヤしながら言った
しかしその声は私の耳に届いていなかった
誰だ、誰がやった
あの男が学校にわざわざ忍び込んでやるわけがない、じゃあこの学校の先生か生徒に頼んだはずだ
教室を見まわすと１人の女の子が目に入った
『長谷川さん』
教室の後ろの方で私を見ていた彼女に声をかけた
「何？」
『あなたがやったのね』
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文ストオタクの一般人 - お二人共お幸せに‼‼（●＾o＾●） (2023年1月22日 1時) (
レス) @page31 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
或 - 1作目がみたいです(><) (2018年1月5日 21時) (レス) id: 9811c2c9c9 (このIDを非表示/違反報告)
Tani(プロフ) - キュン死しそうでしたｗ中也可愛すぎです！(*｀ω´)b何度でも読めます！これからも頑張って下さい！ (2016年12月4日 20時) (レス) id: 93641ddec1 (このIDを非表示/違反報告)
コーセルテール - 面白かったです！！嗚呼、終わってしまった…なんて感じです。anotherstoryも見させていただいてます！これからも頑張ってください！ (2016年10月15日 23時) (レス) id: df1761f85c (このIDを非表示/違反報告)
すずこ(プロフ) - ミミミの松さん» キュンキュンしてくださって嬉しいです！暗殺教室とのお話はずっと書きたかったのでコメントいただいて嬉しいです！！！ (2016年10月11日 23時) (レス) id: 18ebc12479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずこ | 作成日時：2016年8月18日 7時
