勘違い? ページ29
夜「A!」
教室に入った瞬間にやっくんに声をかけられた。
やっぱりまだ嬉しいと思っちゃう自分がいる。
「ど、どうかしたの?」
なるべく目を見ないようにして答える。
夜「聞きたいことがある。昼休み、ちょっといいか?」
聞きたいこと?
「わかった…。」
ほんとは行きたくないけど…。
なぜか、聞かなきゃ後悔するような気がしたから…。
「じゃあ昼休みに…。」
夜「おう。」
会話が終わると同時に携帯の通知音が鳴る。
誰だろ…。
「クロ?」
一緒に教室にいるのに携帯で連絡してくるってことはやっくんのことか。
鉄朗夜久に直接聞いた。○○さんは彼女じゃないらしい。
へ?彼女じゃない?
Aじゃあ何で抱き合ってたの?
鉄朗それは本人に聞きな。俺より本人の口から聞いた方がいいだろ。
Aわかった。ありがとね。
鉄朗いーえ。逃げずに話せよ。
クロの方を見てると向こうもこちらを見ていたようで目が合った。
口パクで何か言ってる?
黒『が・ん・ば・れ・よ』
クロ…。
『あ・り・が・と』
ほんとに頼りになる幼馴染だよ。
そう言えば研磨にもお礼言っとかないと…。
A研磨、今朝はありがとね。
研磨Aのためだったらいくらでも話聞くから何かあったらすぐ言って。
Aありがと、ほんとに頼りにしてるよ。
2人が応援してくれてるんだもん。逃げずに話さなきゃ。
ちょっと怖いけど。
そんなこと考えてたら授業はあっという間に進んで
気が付いたらお昼になっていた。
とか言いながら2時間くらいは寝てたんだけどね(笑)
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作者名:ちい | 作成日時:2020年6月5日 23時