騎馬戦スタート！ ページ18
一位！やった！
夜「A、ありがとな。」
「うん！てか、お題、なんだったの？」
そう聞くと、急に慌てだすやっくん
夜「いや、そのそれは・・・。」
「なに？気になるじゃん！」
夜「体育祭、終わったら教える。」
「・・・わかった。」
余計気になる！
早く終わらないかな・・・。
さて、次はいよいよ騎馬戦！
姫とか怖いなぁ・・・。
でも、負けたくない！
夜「頑張って守ってやるから、心配すんな！」
「やっくん・・・！」
そうだよね！みんないるから怖くない！
一回目は総当り戦！
とにかく、女子だけ取ろう・・・。
男子は怖いし・・・。
そう思ってたら・・・
『Aちゃん！囲まれてる！』
逃げてたら囲まれました・・・。
しかも男子！
「やるしかない・・・。」
私は一人に目をつけると近づいていく・・・。
やっくんが立ち上がってた方が取りやすいって言ってたな。
意外とこの人隙だらけだ！
一瞬の隙をついてハチマキに手を伸ばす。
「やった！」
取れた！
そのほかの人も、隙だらけで取りやすくて、大体潰せた！
もう一人・・・と思ったところで一回戦終了。
夜「Aのところめっちゃ強かったじゃん！」
「とか言って、やっくんが大半の人の取ったんでしょ？」
夜「あはは(笑)まぁな。」
次は二回戦、つまり・・・特別戦だ。
「緊張する・・・。」
ヤバい・・・。
他の人は今手が塞がってるのに・・・！
このままじゃ、取られる！
そう思った瞬間！
夜「A！まだ取られてないな！」
そういうと、次から次へとハチマキを取っていく。
「凄い・・・！」
結局、やっくんが私の周りにいた4騎をすべて潰した。
次の瞬間には、もうやっくんは相手の姫のところにいた。
そしてそのまま相手のハチマキを取って、圧勝。
「かっこいい・・・。」
私の前でキラキラした笑顔を浮かべているやっくんは
本物のヒーローに見えた。
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作者名：ちい | 作成日時：2020年6月5日 23時
